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鳥取中部地震支援に恩返し 鳥取知事ら避難所訪問

2018年6月24日

 大阪府北部地震の発生から初の週末を迎えた23日、被災した各地にボランティアが続々と訪れた。復旧が進む一方、震源地に近い高槻市などは屋根がブルーシートで覆われた住居も目立つ。鳥取県の平井伸治知事らが鳥取中部地震の際の支援に「恩返しの思い」を込めて被災地入りし、茨木市の避難所では旬の味・鳥取スイカを届け、住民らの笑顔の輪が広がった。

避難所で鳥取県産のスイカを配る平井知事(右)と福岡市長=23日、茨木市の市立水尾小学校

 避難所になっている同市の市立水尾小体育館には、平井知事や同県北栄町の大栄西瓜(すいか)組合協議会の山脇篤志会長らが訪れ、避難者や住民にスイカや梨ゼリーなどを提供した。

 同市の福岡洋一市長も駆け付け、切り分けられたスイカを住民に配布。住民らは甘さとみずみずしさのある旬の味を喜び、自然と笑みがこぼれた。

 同避難所の周辺はガスの復旧も進み、ピーク時は約40人だった避難者も22日には15、16人になったという。

 今回の訪問に水尾校区自主防災会の増本勝美会長(75)は「余震が怖いという人も多い。勇気づけられ、力になり、ありがたい」。近くの女性(33)は「スイカはおいしく、子どもも食べるのに一生懸命。大変だと分かってくれる。関心あるという気持ちがうれしい」と話した。

 鳥取県は2016年10月に県中部地震に見舞われた際に、落果被害に遭った特産の梨など大阪での試食宣伝販売や復旧応援をしてもらった経緯もあり、今回の訪問となった。

 山脇会長は「われわれも地震の際に助けられた側。生産者としてスイカで笑顔になれる皆さんの様子を見させていただき、良かった」。平井知事は「鳥取も大阪の皆さんの支援を忘れることはない。子どもたちの笑顔に接し、元気づけられた。被災地同士の連帯は大切で、心から応援したい」と語った。