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愛称はWW、TT、SS クールジャパンパーク3劇場

2018年7月6日

 大阪市の大阪城公園内に来年2月オープンする「クールジャパンパーク大阪」の3館の愛称と、オープニング公演などの内容が決まり5日、同市内のホテルで吉村洋文市長らが出席して概要を発表した。愛称は、いずれもお笑い芸人の明石家さんまさんが命名。来阪する外国人観光客を意識し、多彩なエンターテインメントを繰り広げる。

3劇場が縦に並ぶユニークなクールジャパンパーク大阪の完成模型(手前からSS、TT、WWの各ホール)
クールジャパンパーク大阪の愛称や公演概要を発表する関係者ら。前列左から高平演出担当、木下社長、吉村市長、戸田社長、北川社長。後列右端は大崎洋吉本興業社長=5日、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪

 3館の愛称は、音楽や演劇、演芸やショーなど、あらゆる演目に対応できる最も大きい2階建ての大劇場が「WWホール」(1144席)。さまざまなエンターテインメントに使える2階建ての中劇場が「TTホール」(706席)、平面で舞台可動式の小劇場が「SSホール」(300席)。

 命名したさんまさんは、意味については「永久に答えは出ない。見る人、使う人で考えて」という。

■ゆっくり回遊を

 オープニング公演は1日だけの開催。TTホールで、さんまさんとナインティナインの岡村隆史さん主演の実演「花の駐在さん」特別編を上演する。

 WWホールのこけら落とし公演は「KEREN(ケレン)」。殺陣や振り付け、音楽に和の味わいを取り入れながらプロジェクションマッピングなどを取り入れて、大劇場いっぱいを利用した10景のショー形式とする。

 脚本・演出の高平哲郎さんは「日本語のけれん味とは、はったりごまかしの奇想天外な世界。おかしく不思議で格好いい日本を表現する」と説明した。物語性はなく、映像と出演者が絡んだ言語的説明不要の内容となる。

 運営を担当するクールジャパンパーク(CJP)準備会社の戸田義人社長は「社名の通り外国人観光客を意識した演目は、何らかの形でどこかの劇場で展開する構成にしたい。全体の年間来場者目標は50万人、稼働300日程度を目指す」と意気込みを語った。

 同公園を管理運営する、大阪城パークマネジメントの木下健治社長は「天守閣を中心とした100ヘクタールの大阪城公園には、年間1千万人の来場者がある。今後も増加が見込まれ、お城を中心に1日ゆっくり楽しめて回遊できるゾーン作りを目指す」という。

■“オモロい街に”

 吉本興業が中心となったCJP社には、在阪民放テレビ局をはじめ、通信や出版、教育や旅行、広告代理店など幅広い企業14社が結集。

 一員でもあるクールジャパン(海外需要開拓支援)機構の北川直樹社長は「ネットや映像のエンターテインメントに対し、客と演者が直接触れ合えるのがこのホールの魅力。縦に3館が並ぶ配置は珍しく、さまざまな使い方や演目が楽しみ」と期待を込めた。

 吉村市長は「これからの大阪は、歴史と文化を大事にしながら、個性豊かで新しいことが始まり“もうかるオモロい街”にしたい」と夢を広げた。