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広島へ消防108隊派遣 大阪市など支援本格化

2018年7月10日

 西日本を中心に発生した記録的豪雨による災害を受け、大阪市などは9日、被災地への支援を本格化した。消防関係では市消防局と26の府内消防本部が、これまでに広島県内の東広島市や広島市安芸区などに計108隊422人を派遣。ヘリコプターでの引き上げを含め、被災者の救助活動に当たった。

 大阪市によると7日に1人、8日に3人を救出し、そのうち1人は生存、3人が死亡した。9日朝には交代要員として市が139人、府内から276人の計415人が出発した。

 さらに大阪市は給水車計2台と、10リットルのポリタンク600個を積んだ貨物車などを、岡山県矢掛町に派遣。断水地域で、小学校などを拠点に応急給水活動に当たった。市水道局によると、日本水道協会の要請による神戸市、大津市との共同派遣で、11日までの派遣を予定している。

 また、医師や保健師を広島県へ派遣する方向で検討。同県から厚生労働省を通じて要請があった。

 関西広域連合は、被災地で必要とされる物資などの情報を集める先遣隊を岡山、愛媛、高知の3県に9日までに派遣。災害体制の整備に関して助言する支援員も、広島県呉市と愛媛県宇和島市に同日、派遣した。

 一方、府内の被害(9日正午現在)は、高槻市と豊能町で重傷者が計2人。住宅の全壊が高槻市で1棟、大阪市などで一部破損9棟が報告された。能勢町では床上浸水7棟、堺市などで床下浸水25棟が発生。茨木市など6市町で避難所計22カ所が開設され、約100人が避難した。

 能勢町などでは崖崩れが71カ所、道路冠水86件が報告された。