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目標は紅白出場 大西ユカリ20周年、新譜発表

2018年7月12日

 “平成のナニワ・ソウル”歌手として存在感を示す大西ユカリ(54)がレコードデビュー20周年の今年、新たなアルバム「BlackBox(ブラックボックス)」(テイチクエンタテインメント)を出した。今春から毎週金曜午後にラジオ大阪で繰り広げている5時間にわたるDJ番組「GO(ゴー)!GO(ゴー)!フライデーショー!」も好調。難波から新世界に掛けたディープな大阪のイメージを漂わせる肉声に迫った。

思い入れの強い新アルバムを出した大西ユカリ

 定期的なライブは毎月最終水曜に桜川の「フラミンゴ・アルージャ」で「極・大西ユカリショー」と、偶数月第2木曜に難波の「ミュージック・バーS.O.Ra」でヨモギと組んだ「ロックかしまし三人娘」を行っている。今年はさらに9月16日に、なんばHatchで宇崎竜童や木村充揮らと組んだ「なつかしい×あたらしい なにわブルースフェスティバル2018」もある。

 ラジオは長丁場だが「毎週5時間全部ナマでやっている。ヤナギブソンと和田麻実子アナと組んで助けてもらっているので、大阪のDJ番組らしく大まかな進行だけ決めて好き勝手にしゃべっている」と楽しそうだ。

 新しいアルバムは、大西自身の原点であるR&Bやソウル、ブルースにファンクの曲が並ぶ。バックには甲本ヒロトや山崎まさよしら一流どころが結集した。格好良さや、亡くなった元のバージョンの送り手の思い出などを考慮しながら自身で選び抜いた。「13曲に絞るのはメチャメチャ大変やった。今回は私の思いが詰まっていて、ザラッとした感触も残した。好きな曲と訴える曲の集まり。ヒットしてくれたら、入れられなかった曲で第2弾を出せるんやけど…」と思い入れを語る。

 CDもわざとレコード風にし、テイチクのロゴも昔風に。こだわりの強さが伝わってくる。今や歌手もネット世界から自身のメッセージを世界に発信するが、逆に方針転換した。「何か怖い。精神衛生上よくない。ツイッターはホンマにつぶやくだけ。ホームページも予定などを見てもらうオフィシャル1本に戻した」と話す。

 今の最大の目標はNHK紅白歌合戦に出場すること。今秋にはうまくいけば、2025年の大阪万博開催が決まるという追い風もある。「何も私が大阪の歌手代表という気はない。何回も何年も出続けたいという気もなく、むしろ1回だけでいい。歌手として生きてきた証しかな」