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陸渡御 華やか 「生国魂祭」本宮、500人練り歩く

2018年7月13日

 大阪三大夏祭りの一つ、大阪市天王寺区の生国魂神社(中山幸彦宮司)の「生国魂祭」が12日、本宮を迎えた。旧神域である同市中央区の大阪城公園に向かう陸渡御を繰り広げて、大阪の繁栄と市民の安寧を祈願した。

旧神域である大阪城に到着した御鳳輦=12日、大阪市中央区

 生国魂祭の陸渡御は、戦前まで「陸の生国魂・川の天神」と例えられ、大阪天満宮の天神祭と並ぶ規模を誇ったが、1945年の大阪大空襲で多くの神具類が社殿とともに焼失。2014年に祭神を乗せる御鳳輦(ごほうれん)の完成に合わせ、戦後長らく途絶えていた陸渡御が復活した。

 朝の境内では、本宮祭の後、豊臣秀吉奉納と伝わる枕太鼓を先頭に御鳳輦など約500人の奉仕者が順次出発。谷町筋を北上して市街中心部をにぎやかに練り歩いた。

 公園内にあるお旅所跡では「元宮駐輦(ちゅうれん)祭」が厳かに執り行われ、外国人観光客らが古式ゆかしい祭礼に見入っていた。

 中山宮司は「西日本豪雨災害のいち早い復興も祈願し、奉仕者が心を一つにした。今年も多くの方々の支えにより、伝統の祭りを執り行うことができたことをありがたく思う」と話した。