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商業地6年連続上昇 大阪府地価調査

2018年9月19日

 大阪府は18日、7月1日時点の地価調査(基準地689地点)の結果を公表した。前年と比べた商業地の上昇率は5・7%(前年5・0%)で、6年連続の上昇となり、上昇幅も拡大した。商業地の最高価格は大阪市中央区宗右衛門町(クリサス心斎橋)で、1平方メートル当たり1680万円、上昇率は18・3%と高い伸びを見せた。都市部を中心に堅調な需要を反映している一方、利便性を背景に二極化が顕著になっている。

商業地の最高価格となった大阪市中央区宗右衛門町7の2のクリサス心斎橋

 商業地の最高価格では、これまで4年連続で1位だった同市北区大深町(グランフロント大阪南館)が2位となり、ミナミがキタを追い抜いた。住宅地の上昇率は全体で0・2%で、10年ぶりに上昇に転じた。

 市区町村別の商業地の上昇率上位は、大阪市浪速区の16・1%を筆頭に、同市西区14・6%▽同市北区13・6%▽同市福島区13・3%▽同市中央区12・0%−などと2桁の伸びで続いた。

 都心部を中心に商業性に優れた地域や、利便性の高いマンション用地需要がある地域のほか、好調なインバウンド(訪日外国人客)による店舗・ホテル用地需要が高い地域で引き続き上昇している。

 商業地の基準地の上昇率上位地点は、1〜4位までを同市浪速区が占めた。このうち1位の浪速区日本橋3丁目(アシベ電機)は21・4%と大きく伸びた。

 市区町村別の下落率の上位は、大阪市大正区マイナス0・9%▽大阪狭山市マイナス0・8%▽大阪市東住吉区マイナス0・6%−などだった。

 住宅地の市区町村別の上昇率上位は、堺市北区4・3%▽大阪市福島区4・2%▽同市浪速区3・5%▽同市北区3・4%−など。下落率上位は、岬町マイナス3・1%▽能勢町マイナス2・7%▽千早赤阪村マイナス2・6%−などだった。

 利便性の高い徒歩圏内の住宅地の地価が、昨年に続いて上昇傾向にある一方で、徒歩圏外の住宅地では引き続き下落傾向が続いている。