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特別招待12作上映 10月11日から「京都国際映画祭」

2018年9月20日

 大規模化して5年目を迎える「京都国際映画祭」(実行委主催、きょうのよしもと運営、京都市支援、京都府など後援協力、大阪日日新聞など後援)が10月11日から4日間、「京都上映中。」をテーマに京都市内を中心に開催される。

京都国際映画祭の概要発表で、京都市盛り上げ隊の今くるよ(前列右から2人目)の発声で、全員で「どやさ!」の大合唱=京都市の吉本祇園花月

 京都市などの主催で行われていた京都映画祭が前身。5年前から吉本興業が運営主体となり、国際化したほか映画だけでなく伝統工芸やデジタルアートなども織り交ぜた総合芸術イベントに進化させた。

 11日のオープニングは西本願寺内の重文南能舞台で開催。アンバサダーは女優の三田佳子(76)が務める。映画制作スタッフを顕彰する61年目の「牧野省三賞」と、再スタート時から始まった映画俳優を顕彰する「三船敏郎賞」はオープニングで発表し伝達される。

 映画部門の特別招待作品の目玉は、84歳の中島貞夫名誉実行委員長が20年ぶりに本編のメガホンを執る長編時代劇「多十郎殉愛記」のワールドプレミア。殺陣の魅力や生身の人間の究極のパフォーマンスを1本の刀に込めて描く。主演は高良健吾、相手役に多部未華子を起用。監督補佐は熊切和嘉監督。

 中島監督は「斬られ役に吉本興業の若手ら20人くらいが加わってくれて、とても迫力のある映像ができた。時代劇に超人的な動きはいらないから」と説明。総合プロデューサーの奥山和由KATUDO社長も「チャンバラに関してはやりたい放題。ぜひお楽しみに」と笑顔。

 その他の特別招待作品には宇治茶監督による世界初の長編デキメーションアニメ「バイオレンス・ボイジャー」をはじめ、日本、英国、中国、韓国、インドネシアから計11作品が上映される。テレビ局のディレクターによる映画作品は、映画祭後に全国公開が決まっている「分福茶釜」(ABCテレビ)をはじめ、計7作品。特集部門は深作欣二監督(2003年に72歳で死去)の「北陸代理戦争」(1977年)など3作、映画カメラマンとして勲4等旭日小綬章を受けた宮川一夫(99年に91歳で死去)の「ぼんち」(60年)など4作を上映。

 また、映画の枠をはみ出した映像企画「六城」(ロバート秋山、友近)などの特別上映も4本。アート部門は「夢あるなぁ」がテーマ。元淳風小でのオブジェ、岡崎公園での巨大アート、京都競馬場でのライブペインティング、イオンモールKYOTOでのワークショップなど市内各地で盛りだくさんのイベントを波状的に開催。