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「タクフェス」第6弾 「あいあい傘」再演

2018年11月9日

 宅間孝行率いる演劇ユニット「タクフェス」の第6弾「あいあい傘」が30日〜12月4日、大阪市北区の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。映画版も同時公開中で、「こんな最高な展開はない」と宅間が言えば、初舞台の鈴木紗理奈も「楽しくてしょうがない」と意気揚々だ。

テキ屋の扮装で舞台をPRする宅間(左)と鈴木=大阪市内
役にはまりきっていて「(舞台上で)何もしていない」と宅間(右)に言われ、「一生懸命練習したのにー!」と笑いながら反論する鈴木=大阪市内

 映画化に合わせた11年ぶりの再演で、10月から全国(全32公演)を回っている。物語の舞台はある田舎町。高島さつき(星野真里)は、25年前に失踪した父親・六郎(永島敏行)を捜しに恋園町へやって来る。しかし六郎には新しい家庭があった−。

 「お客さんに寄り添った毒のない作品」と宅間。再演には「大胆に手を入れた」といい、「いわゆる落語のようなものかなと。語り手によって、演じる人によって全然趣が違う。いかに出演者が芝居をしてくれるか」と一新したキャストに委ねる。

 自身はテキ屋の清太郎役。その仲間のヒデコが鈴木の役どころで、「稽古に入ってから(普段も)ずっとヒデコになっている。これが私?」と首をかしげるも、宅間は「みんなそうしか思わない」というはまり役だ。

 鈴木は意外なことにこれが初舞台。宅間の舞台は「昔から好きで見ていた。いつも号泣して、舞台もテーマとしているものも素晴らしくて、出たいという感情にすらならない雲の上の舞台という存在だった」という。

 出演が決まり、「『日本で一番厳しい舞台』『しごかれるらしい』と周りから言われて、すごく楽しみになった。丸裸で向き合いたいなと」とさすがの度胸である。稽古中は「毎日発見しかなくて楽しかった」。いざ幕が上がっても「終わるたびに自分の中でも成長があり、芝居ってすごく面白い」と喜々として臨む。

 映画版はキャストも違い、仕上げも変えている。「映画では1回見ただけでは分かりにくい部分も、舞台では明確に描いている。両方見るとお互いを理解できる」とダブル観賞を勧める、作・演出そして、監督・脚本の宅間である。

 ほか出演は竹財輝之助、弓削智久、大薮丘、前島亜美、越村友一、柿澤仁誠&佐田照(Wキャスト)、モト冬樹、川原亜矢子。全席指定7500円。問い合わせは電話0570(200)888、キョードーインフォメーション。

 11月16日(午前10時53分)にABCテレビで「トミーズ雅またもや号泣!必見舞台『あいあい傘』名作再降臨!」が放送される。


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