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変ぼう続く心斎橋 さながら“インバウンド通り”

2018年12月4日

 最新の流行発信地として、連日にぎわいをみせる大阪市中央区のショッピングエリア・心斎橋。百貨店や専門店、高級ブランド店などが集積し「東の銀座、西の心斎橋」と称された時代もある。インバウンド(訪日外国人客)が増加している近年は、アジア系外国人らが目立ち、さながら“インバウンド通り”の様相を呈している。

ドラッグストアが並ぶ商店街。多くの外国人客が買い物を楽しむ=大阪市中央区心斎橋筋2丁目

 エリア周辺で一番のにぎわいをみせるのが、南北580メートルに延びる心斎橋筋商店街だ。大型百貨店から専門店まで、ファッション、雑貨、グルメなどさまざまな店舗が軒を連ねる。

 道頓堀や新世界など大阪の観光スポットとも近いことから、平日、週末、昼夜を問わず人通りが多く、ぶつからないよう歩くのに気を使うくらい。そんな通りで目立つようになったのは「免税」「TAX FREE」の文字。聞こえてくるのは中国語や韓国語、英語…と、海外にいるような錯覚に陥る。

 通りはコスメ商品や生活雑貨を、両手いっぱいに持ち歩く外国人で混雑。「“爆買い”ブームの終結」はここでは当てはまらないようだ。

 商店街では、外国人客の需要を見越したドラッグストアの進出がここ数年続いている。ドラッグストアで働く男性は「客の取り合いになっているとは感じない。お客さんが増えることは大歓迎」と需要の多さを実感する。

 同商店街振興組合の前田雅久事務局長は「外国人客は、歴史と文化のある心斎橋を楽しんでくれている」と話し、アジア圏以外の外国人客の増加も見据えている。