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狙われるキャッシュカード 特殊詐欺 新たな手口も

2018年12月6日

 大阪府内で特殊詐欺被害が後を絶たない。新しい手口や、以前に流行した手口を繰り返すなど、犯人グループもあの手この手で財産を狙っている。今年はキャッシュカードを狙った手口が急増中で、被害が過去最悪を上回りかねない“危機的状況”だとして、府警は警戒を強めている。年末を迎え気ぜわしさが増す時期だけに、より注意が必要になる。

 府内では今年に入り、10月末時点で1243件(前年同期1397件)、被害金額29億1726万円(同32億7746万円)の特殊詐欺被害が発生している。

 今年夏ごろから、特にキャッシュカードをだまし取る手口が増加しており、このままでは被害のピークだった2016年を上回る可能性があるという。

 キャッシュカードを狙う手口は、百貨店の店員や銀行協会職員になりすまし、「あなたのクレジットカードで買い物した人がいる」「悪用されないよう処理するので、暗証番号を教えて」などと電話をかけ、言葉巧みにキャッシュカードをだまし取り、口座から現金を引き出す。

 また、キャッシュカードを交換するという名目で被害者宅まで行き、新しいカードを用意するので封筒に入れて保管するよう指示。割り印すると切り出し、印鑑を取りに部屋へ戻らせた隙に、封筒の中身を偽カードにすり替える手口もあるという。

 府警の担当者は「キャッシュカードに関して尋ねてくる電話は詐欺。銀行員や警官がキャッシュカードを預かったり、暗証番号を尋ねることは絶対にない。不審な電話があれば通報してほしい」と呼び掛けている。