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金石出さん2年ぶり個展 繊細タッチ洋画40点

2018年12月6日

 どうとん堀クロッキー研究所責任者で、広く日韓文化交流を繰り広げている在日コリアン洋画家、金石出(キムソクチュル)さん(69)の2年ぶりの個展が5日、大阪市阿倍野区のあべのハルカスに入る近鉄百貨店本店美術画廊で始まった。11日まで。入場無料。

開幕した「金石出作品展」。右から2人目が金さん=5日、大阪市阿倍野区のあべのハルカス

 金さんの得意とする線画(クロッキー)をベースとした繊細なタッチの新作を中心に約40点を展示。特にテーマは設けず、神話画や風景画をはじめ哀愁を帯びた韓国民謡「アリラン」のシリーズ画5点などが並び、即売も行っている。

 早速、鑑賞に訪れた高槻市の主婦(78)は「細やかなタッチと色使いが素晴らしい。金先生は、絵に合わせて額縁も工夫し自作されるなど、トータルイメージを大切にされる点が好きです」と評価していた。

 金さんは「日韓両国を常に行き来しているが、韓国は若手芸術家の台頭が顕著。日本は技術立国に傾倒するあまり、文化芸術に取り組む若者への行政などの支援が遅れている」と指摘している。