美身伝心

ダイエットを始める前に大切なこと(5)

2017年1月20日

血流編

まずは血液の量を増やすことが大切

 皆さま、ご自分の血液の状態はご存じでしょうか? 女性は生理がある限り、慢性的に貧血だという事実を知っていましたか? 実は栄養摂取状況を数値価するようになった戦後から、カルシウムと鉄分はいまだに基準値を満たされたことがありません。

 食べ物がこんなにあふれる近代の日本で、実は栄養失調、カラダをつくるための食べ物をきちんと食べてないのです。特に女性にとって大切な栄養素であるそれらは血液に関係してきます。

 血液のことでよく言われるのが、血液サラサラというワード。皆さんも一度はお聞きになったことがあると思います。確かに西洋医学的に見ても、血流は酸素や栄養を運ぶ重要な働きをします。ドロドロしていては流れません。しかし慢性的に貧血の日本人女性に必要なのは、サラサラよりもまず血をつくることなのです。血液がない状態ですと、サラサラ以前に流れませんし、届けられません。

 そもそも人間の体をつくっている細胞一つ一つに、酸素や栄養を届けるのが血の仕事です。血を増やして血流をよくするというのは、細胞レベルで体の働きを活性化させる、それはつまりダイエットにもつながるお話です。機能を高めるということは、体温や便通、睡眠の質を上げることになり、結果的に太りにくい機能をつくることにもなります。

 では、血液をつくるにはどうすればよいのでしょうか? 血液というと鉄分ばかりが注目されがちですが、実は水を除くとほとんどタンパク質なんです。そのためタンパク質を取る量が減れば、すぐに血の質が悪化します。

 また、血液中のタンパク質は赤血球以外に、アルブミンが担っています。アルブミンとは「余命の長寿因子」とも言われ、この量で寿命が予測できるという研究結果もあります。つまり、血の質や量が、「若さ」や「寿命」を決めていると言っても過言ではなく、質のよい血液でいることは、「今」だけでなく、将来のカラダにとってとても大切なことなのです。

(三宮校 松原立恵)