美身伝心

ダイエットを始める前に大切なこと(8)

2017年2月17日

食べ物編(3)

塩と砂糖は天然のものがおすすめ

 さて、前回はしょうゆとみそのことについて書きましたが、今回は調味料の基本中の基本、塩と砂糖について書きたいと思います。皆さまは今、どんなものをお使いですか? 簡単に言うと、精製されていない天然のものをおすすめしたいです。

 いわゆる天然の塩には、海水から作られた海塩と、かつて海だった場所が陸地の移動で海水が閉じ込められ長時間をかけて干上がり塩になった岩塩の2種類があります。海塩はミネラル分を多く含んでいるので、味に深みやコクがあり、まろやかな味です。野菜や淡泊な白身魚などあっさりした食材と合わせて使うのがおすすめです。しょっぱさの中にほのかな甘みがあり、和・洋・中どんな料理にもよく合います。

 そして200万年〜5億年という長い時間かけて作られた岩塩は、塩化ナトリウムの純度が高いため、海塩よりも塩気が強いのが特徴です。あっさりした料理よりも、赤身の肉やピザ、チャーハンなどといった味が濃くてパンチのある料理にアクセントとして振りかけるとおいしさが際立ちます。

 一方、砂糖を選ぶ時もやはり、黒砂糖、きび砂糖、てんさい糖など精製されていないものがおすすめです。茶色い三温糖は茶色い砂糖だから体によい、と思う人もいるのですが、実はこちらも精製済みのお砂糖なので、成分的には白い砂糖とあまり変わりがありません。

 黒砂糖は濃い焦げ茶色をしているので、入れた料理の色が濃くなってしまうというデメリットがありますが、ミネラルが豊富なので体に優しく味に深みがあります。また寒い地方で取れるてんさい糖には体を温める効果があり、冷えが気になる女性にもおすすめです。腸内細菌の餌となるオリゴ糖も含まれているので、便秘解消にも効果があります。

 大まかに書いてみましたが、精製されたものが体によくないという理由の一つは、消化吸収が早い分、血糖値が激しく上下するためだといわれています。血糖値が上下するとすぐにまた糖分が取りたくなり、低血糖症を起こす原因となります。皆さまも一度は心当たりがあるのではないでしょうか?

 精製されていない質のいい塩には甘味も含まれています。その甘味が砂糖への欲求を和らげてくれます。また精製されていない砂糖は血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。

 つまりよい調味料には血糖値をコントロールする力があり、それがダイエットの基本へと通じてくるのです。

 (三宮校 松原立恵)



サイト内検索