美身伝心

東洋医学の智慧(春編)

2017年6月2日
冬に不足がちだったビタミンやミネラル補給を助ける旬の野菜

 いろんな切り口でカラダを整える食べ方についてお話ししてきましたが、今回は東洋医学の智慧(ちえ)をもとにお伝えします。

 東洋医学には五行という考え方があり、春、夏、晩夏、秋、冬の五つのエレメントによってカラダの整え方を変えていくことをすすめています。洋服も真夏になるとノースリーブ、冬になるとコートというように温度や湿度、天候に応じて着替えますよね? 食べ物にもカラダを温めるもの、冷やすものなどさまざまな特性があります。季節によって食べ物を着替えることでカラダを整えていきましょう。

 ではまず春からですが、春は肝が弱くなりがちな季節です。

 東洋医学でいう肝とは、気を全身に移動させること、血をためて、どこにどのくらいの血量を送るかの機能を持つとされています。肝の状態は爪や目、筋(腱(けん)や靭帯(じんたい))に現れるとされ、状態がよくないと、爪が変形したり、目が疲れやすくなったり、手足に力が入らなくなると言われています。

 皆さんの状態はいかがでしょうか? そんな症状が出ている方におすすめの食材です。

 春は色の濃い青い野菜が店頭に数多く並びます。新鮮な旬の野菜を十分に食べて肝をデトックスしながら、冬の間に不足がちだったビタミンやミネラルを補給しましょう。そして、こうした食材で補血(血液を補い、肝臓の機能を整える)力をつけましょう。

 ニンジン、ホウレンソウ、イカ、赤貝、レバー、ブドウ(干しブドウ)、ライチ、落花生、黒きくらげ、黒ゴマ。肝の働きを高める食材を取り入れることで、春のカラダを整えます。

 (三宮校 松原立恵)