美身伝心

東洋医学の智慧(晩夏編)

2017年6月16日
土用の丑の日に食べるウナギ

 前回は夏でした。さて、今回は晩夏です。

 東洋医学では「陰陽五行説」を元に季節を「五季」に分け、春夏秋冬の「四季」と、夏と秋の間に「土用」という季節を存在させます。暦でいうところの立秋の前の18日間を「土用」と呼び、それを総称して晩夏と呼びます。

 土用というと、夏の土用の丑(うし)の日が有名ですが、季節の変わり目ごとにあります。ちなみに2017年度の土用です。

 春=4月20日(木)、5月2日(火)

 夏=7月25日(火)、8月6日(日)

 秋=10月29日(日)

 冬=1月26日(木)

 いわば朝晩の温度変化が激しく体調を壊しやすい時期です。

 夏バテしそうな時期の土用丑の日にウナギを食べる人も多いと思いますが、実はこの習慣、幕末の万能学者として有名な平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所のウナギ屋に相談され、「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛したことがきっかけだと言われています。

 そんなエピソードからも、この時期は特に体調管理に注意が必要だとわかりますね。東洋医学でいうところの土とリンクするのは消化器系。そんなことから胃の働きを落とさないことが、この時期の最大の養生ポイントになります。

 (三宮校・松原立恵)



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