美身伝心

東洋医学の智慧(秋編)

2017年6月23日
秋は“気”を補う食材をプラス

 さて、次は秋です。秋は空が高くなり、空気がカラッと爽やかになってきます。気温が下がってくると、気・血の動きが遅くなり、皮膚の汗腺が閉じます。そのため汗をかきにくくなり、肌が乾燥しやすい状態になります。また、秋は空気も乾燥し、外界とつながっている臓器の肺や喉、鼻、口、肌、髪の毛などが乾燥しやすくなります。

 特に肺は「気・血・水」を全身に巡らせているので、肺がダメージを受けると、血の巡りや水分代謝が悪くなり、免疫力が低下、風邪をひきやすくなります。

 一方、湿気が苦手な臓器の脾(ひ)にとっては、負担のかからない季節。冬に備えて栄養を蓄えようとする季節でもあるので、食欲も出てきます。

 秋は、肺の機能を整え、乾燥しがちなカラダに潤いを与えるものを取るようにしましょう。とはいえ、初秋の頃はまだ夏の暑さと湿気が残っています。カラダも夏バテで疲れ気味。そんなときは“気”を補う食材をプラスして、元気になりましょう。旬のサツマイモ、サトイモなどのイモ類や、戻りカツオ、サンマ、サバなど。青い魚は血を巡らせます。

 (三宮校・松原立恵)