美身伝心

着物をファッションで楽しむ

2017年10月13日
着物を洋服感覚で楽しんでもOK

 最近、着物のイベントに呼んでいただくことが多く、インバウンドの影響もあって、外国人の方が着物を着たり、洋服感覚でスタイリッシュに着物を着こなす方も年々増えています。

 今回からはウオーキング講師として、着物モデルとして、洋服と和服のカラダの使い方について少し触れたいと思います。

 さて、皆さまは着物を着る機会はありますか?ある統計によると、今の日本人の着物を着る機会は年に平均4、5回らしいです。そのうち自分で着てお出かけするとなると、半分以下の数字になり、多くの人にとって着物はやはり非日常のものになっています。

 ただでさえ非日常のものなのに、着て動くとなると、洋服とはまた違う扱い方があったり、マナーがあったり、どう動いてよいのかわからなくて、それが和服への敷居を高くしているところがありますが、もっと簡単に考えられる提案をしたいと思います。

 例えば、皆さんがジョギングをするとき、どんな靴を選びますか? 長距離を走るとなると、多くの人がそれを機能的にサポートするスニーカーを選ぶと思います。

 そのように草履を履くときは、和の所作で振る舞うのが理にかなっていますが、ではパンプスやブーツに着物を合わせるなら?そのときはやっぱり洋服感覚で、ファッションとして楽しんでいいということなのです。

 動き方はわかりやすく足元で考えましょう。足元が洋装なら、着物も洋の動作で動いてOKなんです。それこそ、わざと短めの丈の着物をカラータイツを見せて、ワンピース感覚で着るのもおしゃれですし、ブーツに合わせてはいからさん風に着るのもすてきです。

 着物に興味があるけれど、和の所作に自信がない。そんなときは、パンプスやブーツでコーディネートして着物をファッション的に楽しむところからスタートすることもすてきな選択だと思います。

 (三宮校 松原立恵)