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| 自慢の天然温泉掛け流しの風呂 |
福祉施設などに天然温泉の配達サービスを行っている会社が、昨年11月にデイサービス(通所介護)の施設を開所した。天然温泉を使ったデイサービスは大阪では珍しく、温泉水は吹田市内から毎日運んでくる。塩素滅菌の必要のない掛け流し温泉を堪能できる風呂に、利用者も大満足という。
施設はコンビニ跡を改築した建物で、最大30人まで利用可能。守口市と門真市、大阪市旭区、鶴見区、城東区の高齢者を受け入れている。利用者は、施設で入浴と食事をし、ラジオ体操や歩行練習でリハビリを行うほか、絵を描くなどして、介護士や他の利用者との交流も深める。
風呂では、美肌の湯として効能のある「吹田湯〜トピア温泉」の源泉から、1日当たり3トンを運び、掛け流しで使う。利用者は「悪かった足の調子が良くなってきた」(83歳男性)、「1回入ると半日はポカポカ、肌もつるつるになる」(81歳女性)などと喜んでいる。
水処理装置や配管工事を扱う「エヌ・エス・ケイ」(大阪市鶴見区)の専務も勤める野口隆雄施設長が、会社の敷地内に温泉の源泉を持つ友人から「温泉水の使い道はないか」と相談を受けたことがきっかけ。「温泉やスーパー銭湯に行けない高齢者のもとに温泉を届けよう」と、約5年前に天然温泉の配達事業を開始した。
ところが、実際に温泉を受け入れた施設の利用者からは、冬場の肌のかさつきやかゆみが改善され、神経痛が楽になったと喜ばれる半面、経費面での問題からか、温泉の配達を受け入れる施設は当初の見通しほど多くはなかった。そこで、自ら天然温泉を利用したデイサービスを開始することを決意した。
野口施設長は「配達サービスの経験で、お年寄りに絶対喜ばれるとの確信があった」と振り返る。水処理の設備や工事は“本業”のため、温泉水を加熱する電気ヒーターやタンクから温泉水を引く配管などの工事は「お手のもの」だった。
無料体験も受け付けており、1度体験した人は、必ず利用者につながっているという。野口施設長は「天然温泉という『ハード』が喜ばれているが、一番大切なのは『人』。スタッフの思いやりや優しさを大事にして、これからも事業を続けていきたい」と話している。










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