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| 自社で扱う商品を前に談笑する寺尾勇社長(左)と寺尾優美専務取締役 |
サイクルパーツやコルク製品、靴底修理キットのメーカー、テラオ。靴クリームの卸などを手掛けていた父親が興した会社を2代目として継ぎ、現在に至るのが寺尾勇社長(62)。
靴底修理キットを扱うきっかけは、靴底の修理を業者に頼めばとかく費用がかかりがち。そこで簡単にかつ、安く自分でできればとの考えからだった。お気に入りの靴なら少しでも長く履き続けたいもの。そうすることでごみの減少や近年の景気低迷の中での節約志向にも、マッチした格好だ。
同社の靴底修理キットは紳士用革靴や婦人のヒール、スニーカーなど幅広く対応している。東急ハンズなどの店舗でも販売されているほか、ネットを通じた反響も多い。現在は量販店での取り扱いが中心だが、今後は専門店での販路拡大を視野に入れる。
また靴底修理キットを扱う中で、客から自転車修理の際の要望を受けたのがきっかけで取り扱うようになったのが、サイクルパーツだ。現在ではこのサイクルパーツ関連で売り上げの約7割を占めるまでになった。
昨年には幼児2人を自転車の前後に乗せる「3人乗り」が解禁されたことで幼児用座席や、普及が進む幼児、子供用ヘルメットなど、サイクルパーツへの新たな関心は高い。
そんな中、昨年8月には子会社を立ち上げ、小売店向けにサイクルパーツの総合カタログを製作。約2千アイテムを扱い、パーツの1個からの注文も受け付け、1万円以上で商品を発送している。
また寺尾勇社長が断熱効果などの素材の良さに着目して取り扱いを始めたのが、コルク製品だ。フローリングの上にコルクマットを敷くことで赤ちゃんなどのいる家庭では転倒しても危険を最小限に抑えられるほか、マンションで室内犬などを飼っても遮音性が高いため、騒音の解消につながる。また天然素材の特徴を生かしたコルクの積み木も扱う。
一見、畑違いの商品を扱っている印象も受ける同社だが、寺尾勇社長の一人娘で同社の寺尾優美専務取締役(34)は、「物事にとらわれないところがすごい」と寺尾勇社長を見る。
寺尾勇社長は「販売の仕方を工夫しながら、いいと思ったものを広めていきたい」と話す。










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