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| 「創発型アイデア・サービス企業」として社業にまい進する一向社の幹部社員ら |
1922年9月に初代社長、岩田襄(のぼる)氏が「信念をもって営業する一向社」をモットーに大阪・福島区で創業した印刷会社で、来年で90周年を迎える。現在の社長、岩田雄仁氏(37)は4代目。
同社の歴代の社長は常に時代を見据え最先端の印刷機や紙裁断機を導入。顧客の要望に先がけてバリューアップさせた商品提供を実践してきた。そして1990年にはMacintoshによるDTPを導入し、一方で94年には活版、オフセット印刷機の廃止に踏み切った。
IT時代の印刷会社のあるべき道を探究し、「お客さまに、付加価値のある『創発型アイデア・サービス』の提供が必要」(雄仁社長)と創業以来、常に未来を見据えた企業展開を実践してきた。
現在は「クリエイティブ事業」「Webインテグレーション事業」「プロダクティブものづくり事業」の3本柱とする、「トータル情報企業」に生まれ変わった。
現在の創発型アイデア・サービス企業の展開の先がけは雄仁さんの実兄で3代目社長の一仁さん。「創造的なアイデアを提案し、顧客会社の経営を支援する事業を展開したい」と、2006年春に同志社大学大学院ビジネス研究科に入学。社長業をこなしつつ3年間学び、「新時代の企業戦略」をテーマに修士論文も書き上げたが、出張先で脳梗塞で倒れ、不帰の人となった。まだ、40歳という若さだった。
一仁さんが存命中の08年、同社は「第59回全国カレンダー展」で企画提案したECOカレンダーが経済産業大臣賞を受賞。その後も毎年、提案するカレンダーは入賞するなど企画、制作力は高い評価を受けている。
同社では企画、立案のクリエイティブ会議は担当する職種に関係なく全社員が参加して顧客のニーズにどう応えるか、思い思いの意見を忌憚(きたん)なく戦わせ、その中からさらに品質の高い製品を産み出している。
ダイナミックに変化する現代社会。そして未来。同社は「絶えず『価値を創造する』」という企業理念のもと、「信念をもって−Values−」「創発型アイデア・サービスを磨き続けて−Innovation−」、そして社会の中で価値ある企業であり続けるために、全社員のパワーを職務に集中させることに力を入れている。
兄の遺志を継いだ雄仁さんは「兄が残してくれた『創発』という発想のもと、お客さまのバトラー(執事)として奉仕することで、全社員の物心両面の幸福を追求したい」と話す。










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