関西あの人この人

歯槽膿漏 悩む人に

「コロコロ歯ブラシ」職人
富山秀夫さん
2017年4月12日
「『初心忘れず』で一本一本歯茎のための歯ブラシを作り続けたい」と話す富山さん

 「コロコロ歯ブラシで磨くと、歯茎がキュッと引き締まり、色もきれいなります」

 こう話すのは10代から歯が悪く20歳の若さで歯槽膿漏(のうろう)と診断されたT.World Companyの職人、富山秀夫さん(66)。「歯茎が弱り、歯磨きのたびに真っ赤。歯もグラグラと弱り、みそ汁のワカメすら食べることができなかった」

 そんな症状の富山さんが自分と同じ悩みを持つ人のために作ったのがコロコロ歯ブラシだ。日本だけでなくアメリカ、イギリスなど世界各国で特許を取った歯ブラシには二つのこだわりがある。

 一つは高品質でコシのある軟らかな超極細毛が9千本以上も植毛されていること。回転ブラシで歯茎を優しくマッサージすることができ、磨き残した歯垢(しこう)もごっそりと除去できる。

 二つめは人間工学に基づいて設計された握りやすいグリップ。曲線を描く独特なグリップは「世界中の子どもからお年寄りまで、歯槽膿漏に悩むすべての人に使ってもらいたい」という職人・富山さんの思いが形になった。余計な力を入れずに磨くことができ、疲れにくく手を痛めにくい設計となっている。

 愛用者からは「歯がツルツル」「歯茎がスッキリ」と喜びの声が絶えないが、歯科医も「歯と歯茎両方をケアするのに最適。お口のトラブルを防ぐには、この“Wケア”が最も重要になる」と推奨している。

 「21世紀の歯磨き習慣を変えたい」とお口のケアに悩む人に向けてコロコロ歯磨きの製作に励んでいる。