関西あの人この人

DNAで相性診断

日本初の遺伝子情報を使った結婚相手紹介サービス「ジーンフューチャー」代表取締役
杉原清隆さん
2017年7月26日
「最新のDNA鑑定で理想の相手に出会うお手伝いをしたい」と話す杉原さん

 一般的な婚活といえば婚活サイトや結婚紹介所などに登録して相手の写真や年齢、学歴などのプロフィルを見て、自分に合うパートナーを探すシーンをイメージする。

 ところが、「人間ですから婚活で知り合った相手といざ付き合ってみると、婚活パーティーの時に見せた性格や態度が違って、自分には合う人でなかったという声をよく聞きます」。長年にわたって結婚カウンセラーを行っている杉原さんは現況の婚活事情の一端をこう紹介する。

 そんな中、杉原さんが導入したのが“DNA婚活”だ。

 スイスのジーンパートナー社がDNAの中の相性遺伝子(HLA遺伝子)を分析し、良きパートナーマッチング(遺伝子婚活)の成功を目指して日本でDNA検査キットの販売を始めた。ジーンフューチャーは日本での販売代理店となった。

 人間の体にはさまざまな不思議があり、まだ解明されていない部分も多いが、「DNAに関しては研究が進んでおり、DNAが持つ情報にはその人が将来どんな病気になりやすいかや、どんな性格の傾向かなどを調べることができるようになった」という。

 ただ、一方で個人遺伝情報などの取り扱いには厳しいルールが求められる。

 同社はその点については徹底している。個人の遺伝情報を厳格に保護し、適切な利用を促進することで健康で豊かな長寿社会の実現を目指す目的で設立されたNPO法人「個人遺伝情報取扱協議会」(別所直哉理事長)に所属。顧客に対しても「ジーンパートナー社の検査キットで分析されるのは生物学的な相性です。性格、年齢、住まいの地域などの社会的な相性の分析はできない」と懇切丁寧に事前説明している。

 「生物学相性を通して自分は誰と相性が合うのか。結婚相手以外にも利用者と相性を確認したい介護関係者にも参考にしていただければ」と、DNA鑑定による相性診断の可能性に思いを託している。北区、58歳。