関西あの人この人

一杯入魂の隠れ家を

「Bar Covo」オーナー
福良早織さん
2018年3月14日
「『一杯入魂』の初心を忘れず頑張ります」と話す福良さん

 OL時代、週末になると、会社の上司にバーに連れていってもらっていた。大人っぽい雰囲気の中、バーテンダーに勧められ好きになったというポーランドの「ズブロッカロック」を飲みながら至福のひとときを過ごした。何度も通ううちに「バーテンダーは自分に向いているのかも」。

 そう思うとOLを辞め、故郷の神戸・三ノ宮でバーテンダーの道に飛び込んだ。8年4カ月、みっちりと修業を積み、2013年6月13日に自分の店「Bar Covo(コヴォ)」=神戸市中央区=をオープンさせた。「Covoはイタリア語で“隠れ家”という意味。地下1階のお店で自分の隠れ家のようにくつろいでいただければ」と命名した。

 バーが初めての人はボトルの銘柄の多さに目を奪われ、何をオーダーしていいか迷うことも多い。

 「大丈夫ですよ。私自身、バーテンダーの方に勧められて自分の好きなドリンクに出合いました。お酒は200種類そろえていますので、こういう感じのものを飲みたいと言っていただければ、つくらさせていただきます」

 口当たりがよく、アルコール度数が高いため、かつて“レディーキラー”と呼ばれたスクリュー・ドライバーが話題になったことがあった。

 「このお酒を飲ませたら女性が“恋に落ちる”と言われましたが、それは男性諸氏の妄想です。女性の好みをちゃんと聞かないうちにオーダーする男性はだめですよ」と苦笑いを浮かべる。

 今年6月でオープン5周年。「バーテンダーは信用第一。これからも『一杯入魂』の初心忘れずの気持ちでおいしいお酒とお客様をつなげ、元気になって帰っていただければ仕事冥利(みょうり)に尽きます」。

 問い合わせは電話078(222)3773。