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| 幕末に思いを寄せる長谷さん(右)と奥野さん |
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| 陸奥家墓所跡 |
坂本龍馬、勝海舟、新撰組−。市民と来訪者が一緒になってまち歩きを楽しむ「大阪あそ歩」は今春、新たに「幕末シリーズ」をスタートさせる。幕末の英雄たちは歴史の転換期のさまざまな場面で大阪に足跡を残しており、同シリーズでは天満橋から北浜、北浜から本町、上町から夕陽丘と三つのコースで準備が進められている。ガイドを務める長谷吉治さんと奥野聡子さんが幕末への思いを凝縮するコースについて聞いた。
龍馬が襲われた京都伏見の寺田屋と業務提携していた宿が大坂八軒家にあったという。名前は堺屋。二つの宿の利用者は現在の大川を使って三十石舟で行き来しており、「寺田屋で借りたものを堺屋が返すということができた。龍馬が利用していた可能性が高く、司馬遼太郎の『龍馬がゆく』にも龍馬が堺屋から出てくる場面がある。堺屋の隣には新撰組の御用宿、京屋があった」と勢い込む奥野さんは熱烈な新撰組の愛好家。大阪市立中央図書館で、江戸時代の土地の状況を記した水帳(御図帳)と明治40年代の土地の台帳から、京屋と堺屋の位置を割り出したという熱心さだ。
新撰組大阪屯所があった天王寺区下寺町の萬福寺も見どころの一つで、当時の面影としては、鐘のお堂、庫裏、山門が残っている。庫裏の棚には新撰組の提灯(ちょうちん)が並べられていたという言い伝えがあるそうだ。
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「(外務大臣として活躍した)陸奥宗光は勝海舟の門下で龍馬の副官。宗光の父親である伊達宗広の句碑が称念寺というお寺にある」と教えてくれるのは長谷さん。
宗光は天王寺区夕陽丘に宗広の墓所と、その業績を顕彰する碑「夕陽丘肝表」を建てた。称念寺は夕陽丘にあった宗広の隠居「自在庵(あん)」の跡地に移転してきた寺。陸奥家の墓所は遺族の希望で神奈川県に移葬されており、2人は「残しといてくれたらよかったのに」と口をそろえる。
◇ ◇
西郷隆盛が勝海舟を訪ねた跡地、大久保利通や木戸孝允らが会談した大阪会議の準備で集まった場所、赤穂浪士の像が残る寺、一つ一つのスポットにぎっしりと詰まった物語と触れ合えるのが「幕末コース」の特徴だ。










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