英語に親しむ

第5部「体験する」(上) ブリティッシュ・カウンシル英会話スクール

2016年5月1日

プロが創る上質レッスン

トムさんのテンポの良い授業を受ける記者(右)=大阪市北区

 「環境や経済、教育分野のここ20年の変化を考えよう」と先生から英語でお題を出され頭をひねる。浮かんだことを何とかアウトプットしようと頑張るも、やっと出てくるのは単語のみ。「Temperature has risen(気温が上昇した)」。ささっとセンテンスで発言している隣の女性のかっこいいこと−。

■英国公的機関

 4月16日にグランフロント大阪ナレッジキャピタル8階(大阪市北区)にオープンした英会話スクール「ブリティッシュ・カウンシル英会話スクール大阪校」。英国の国際文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」が運営し、英語教授資格を持つ講師陣がオリジナルの教材でコミュニケーション能力の育成を重視したレッスンを展開する。

 メーンの講師はトーマス・レッグさん(29)、愛称トムさん。ロンドン出身で、約3年前に来日し英語教育に携わってきた。日本に来てから勉強したという日本語も達者だが、授業はすべて英語で進めていく。対象は準中級以上。その基準は明確に定めてはいないが、さて私は大丈夫?

■レベルチェック

 学生時代に3回計3カ月、米国やオーストラリアに短期留学したが、それも20年前。最近は必要に駆られて中国語をかじったおかげで「I(私)」より「我(同)」が出てくる始末で、両言語共に中途半端な状態だ。

 「ブリティッシュ・−」ではまず、受講相談とレベルチェックから行う。その結果に基づいて、効果的に英語力を向上できるクラスを案内する。トムさんが「What are your hobbies(あなたの趣味は何)?」などと質問しながら会話力を確かめ、クラスを決定していく。何とか準中級クラスに滑り込ませてもらった。

■生徒主体で

 レベルは準中級から4段階。各クラス3〜10人のグループで60レッスン(1年間有効、1レッスン90分、32万4千円、入学金別途)行う。毎回実践的かつ多彩なトピックを用意し、受講生はネットで希望するトピックを選んで予約できる。空きがあればレッスン開始直前まで予約でき、キャンセルも24時間前まで可能だ。

 受講した授業のトピックは「Effective presentations(効果的なプレゼンテーション)」。社会変化を題材に、自分の意見を発表したり他の生徒やトムと議論を交わしたりする。なかなか発言できない私をトムさんがさりげなくサポートしてくれ、次第に声が出るようになった。文法などの間違いは、区切りのいいところで“匿名”で訂正してくれた。トムさんはイギリス英語を話すが、アメリカ英語に慣れた耳でも聞き取りやすかった。

 瞬く間に90分たち、脳に爽やかな疲労を感じながら帰路についた。大昔に行ったロンドン、今度はもっと英語力をつけて再訪しようと思いながら。

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 「英語に親しむ」第5部は、本紙記者が英語学習の現場を体験する。

ブリティッシュ・カウンシル 日本を含む100以上の国と地域で190以上のオフィスを展開。王室エリザベス二世女王が総裁を務める非営利組織で、英会話スクール運営、IELTS(アイエルツ)などの試験実施、英国留学に関する情報提供、アーツ支援などを通し、人的・文化交流を推進している。