英語に親しむ

第5部「体験する」(下)

インターナショナルスクール「CLA」
2016年5月3日
英会話を通して女児とハイタッチする記者=大阪市阿倍野区のCLA天王寺校

 「3歳の時の自分で来てください」

 幼少期に英語を習得するインターナショナルスクール「CLA(クリエイティブ・ラーニング・アカデミー)」代表のウォーカー・ショーゾー・ウィンクープさん(32)に体験取材を申し込むと、そう言われた。

■隠れん坊

 後日、大阪市阿倍野区の天王寺校を訪問。1〜6歳の幼児12人と一緒にレッスンに臨んだ。レッスンといっても、最初のメニューは「隠れん坊」。鬼さん役の男児に見つからないように小部屋に身を潜めていると、一緒に隠れていた女児のサチコちゃんが見つかった。「I found Sachiko!」と男児。早速、英語だった。

 遊び感覚で始まったレッスンは、英単語の練習に移行。スクリーンに映し出した車のイラストを前に、ウォーカーさんが「Do you know?」と尋ねると、手を挙げた女児は「Taxi」と答えた。「Good job」とウォーカーさんは女児とハイタッチ。女児は笑顔だった。

■社会スキル

 目を見張ったのが、この女児がウォーカーさんに代わって先生役を務めたことだ。映し出されるイラストの英語表記を他の幼児に質問する姿に、幼児期から自発的な行動を促すCLAの教育プログラムが読み取れた。

 「社会で使えるスキル(技術)を子どもと一緒に学びたい」とウォーカーさん。その典型が音楽を使ったレッスンだった。『森のくまさん』という日本語の歌をスクリーンを通して流し、幼児の歌いたい気持ちを高め、その後に英語の歌を流す。ここでも、男児の一人が手を挙げてマイクを握り、英語で歌いだした。

■暗記学習

 それにしても、幼少期から遊びの中で英語を使い、英語の歌も歌えるようになるポイントは何か。記者の疑問に対し、ウォーカーさんは「大人になると、英語の意味(和訳)を考えてしまうけど、子どもにそんな感覚はない。子ども同士一緒にやっているから楽しく、自然と英語を取り込める」と話した。

 自然と取り込める年齢は10歳までと言われている。だから「3歳の時」の感覚で来るように、とウォーカーさんは記者に伝えたのだ。

 「『学んで、テストして、使わない』が今までの教育。それは良くない」とウォーカーさん。その指摘に、暗記学習を続けて大人になったことを少々悔いた。

 インターナショナルスクール「CLA」 クリエイティブ・ラーニング・アカデミー。大阪市阿倍野区の天王寺校、北区の梅田校がある。1歳半〜6歳クラス「キンダーガーテン」(月〜金曜日)を中心に「アフタースクール」「サタデースクール」で小学6年生まで対応。