英語に親しむ

第6部「かける」(下)「英語×インド式算数」

2016年9月7日
インド人の先生と算数の勉強をする子どもたち=大阪市天王寺区の「リトルジェムスインターナショナルスクール大阪」

 「Well done!」「Good job!」−。インド人のAmrita(アムリタ)さん(34)に満面の笑みで褒められ、うれしそうな男の子(5)。4×1=4、4×2=8…1桁の掛け算をスラスラと答えていく。会話はすべて英語だ。「卒園時には2桁、3桁の掛け算・割り算が暗算できるようになる」という。そのカギは今注目される「インド式算数」にある。

■毎日30分、算数

 地理学、英語、算数、理科に重きを置き、情操教育にも力を入れている英語英才教育幼稚園「リトルジェムスインターナショナルスクール大阪」(大阪市天王寺区、金城太代表)。5月からは楽に、早く、しかも間違えにくい方法を使って計算・暗算する「インド式算数」を採用。東京で活躍していたインド人のアムリタさんも常駐し、毎日30分、クラスを設けている。

 キンダークラスは英語能力に応じた2クラス編成で、下のクラスの子どもたちは数字の概念を学んでいる最中だが、上のクラスの4人の子どもたちは自主性や知的好奇心などを育むイタリア発の教育法「モンテッソーリ」の教材も使いながら、すでに1桁の足し算や掛け算に取り組んでいる。

■解く喜び

 「Let,s count up to 1 to 100!」。5歳が1人、4歳が3人のクラスはウオーミングアップに1から100まで声をそろえて数え、次は30からカウントダウンに挑戦。難なく答えられる子もいるが、苦戦している子もいる。

 「Which is big?」。ホワイトボードに「23 14」と書いて、どちらが大きいか問う。手を挙げずに「23!」と思わず発言してしまう子がいると「Raise your hands!」(手を挙げて)とアムリタさん。金城代表が「しつけとマナーにフォーカスしている」という通り、ひじをついたり足をばたつかせたりすると、すかさず注意が入る。

 問題を解くスピードはまちまちだが、それぞれのレベルに合わせ意欲的に問題を解いていけるよう目を配る。「I was finished!」と早々に問題を解き終えた5歳の男の子は、2枚目、3枚目と積極的にプリントを取りに行ってサクサクと解いていた。4歳の子たちもマイペースに、楽しそうに解き上げた。

■将来に備えて

 算数に力を入れるのは「数字に強い子を育てたい」という金城代表の思いから。「サイエンスなどの勉強をする上でも根底にあるのは数字。子どもたちが20年後の社会で活躍できるために」と“インド式”で数字の概念を本格的に教えている。

 「何事に対しても子どもたち自身が理解すること」を最重視して教えている先生たちと、「考えながら学ぶ楽しさ」でイキイキしている子どもたち。「頭で考えるから面白い」と自宅での算数の宿題にも自ら進んで取り組んでいるという。

 英語×インド式算数=スクール名が意味する“小さな宝石”たちの輝く未来、とすべく金城代表ら講師陣は知恵と工夫と子どもたちへのあふれる愛情を持って奮闘する。

 リトルジェムスインターナショナルスクール大阪 2014年1月開校。キンダーガーデンのほかプレ、アフター、サタデーなどの各スクールがある。キンダーは最大12人クラスで、講師はアムリタさんのほかイギリスやオーストラリアの英語ネーティブら。「子ども目線」を大切に、英語英才教育を実践。