大森均の釣れ釣れ草

明石のカレイ投げ釣り

2016年11月11日

30センチ超2尾、爆釣予告あり

明石市役所裏のベランダ
松尾さんが釣り上げた30センチ超のカレイ

 投げ釣りは入門が容易でその釣り人口も多い。その人気は、キス、カレイが東西の横綱といったところ。

 冬の投げ釣りの代表的な対象魚のカレイ。この魚は、地合(魚の就餌活動が活発になる時間帯)がはっきりしている。つまり、釣れ始めると手返しよく釣り、釣れた投点付近を攻めることがこの釣りの釣果を左右する。また、潮の満ち引き、海底の起伏や波止等の人工構造物の影響で潮の流れに変化がおこる潮目と呼ばれる場所で集中的に釣れるのも、この釣りの特徴である。

 例年11月から東播で釣れ始め、中旬に泉南あたりでも姿を見せる。これから年明け松の内までが最盛期だ。

 ▽ポッテリ太った32センチのカレイ

 5日、松尾文春さんは、朝4時半に交野の自宅を出発し、明石市役所裏の通称ベランダと呼ばれるポイントで2本の竿を出し終えたのは6時を少し過ぎていた。ここは、昨年12月の初旬に34センチを頭に手のひら級までを6尾釣ったお気に入りの釣り場である。

 カレイ釣りは、朝マズメと夕マズメ、満潮からの下げハナ、干潮からの上げハナの潮止まりの前後の短時間に手返しよく攻める。このことを経験測で知っている松尾さんは、釣り始めから朝マズメの1時間と午後2時半ごろの満潮の前後に地合はやってくると読んでいた。

 釣り始めて30分を過ぎたころ、40メートルあたりに近投していた左側の竿先が曲がっていた。大きくあおってリールを巻くとズッシリと魚がついている感触が伝わってきた。しかし、どうもいつもの感触とは違う。「40センチはあると思えるほどの重量感でしたが、実はごみ袋でした。このあたりは潮流が速く、潮の抵抗で重く感じました。めでたい錯覚でした」と松尾さんは苦笑い。

 最初の魚のアタリはその直後にあったという。「ふと右側の竿に目を転じると竿先が震えていました。今度は期待通り大判の31センチのカレイが釣れました。30センチを超えるカレイはこの付近では10〜20尾に1尾の確率ですから、このサイズは久しぶりでした。序盤から31センチですから、夕方まで粘れば家族全員(6人)分の数くらいは釣れるかも知れないと、ヤル気がでました。しかし、その後は予想に反してバッタリと食いやみました。7時間近くアタリのないまま午後2時半を少し過ぎた頃でしょうか、ピンと張っているはずの糸が大きく緩んでいます。大物カレイによくあるアタリのパターンです。慌てて巻き取ると、ポッテリ太ったおいしそうな32センチのカレイでしたが、30センチを超えるカレイを2尾釣ったのは20年ぶりです」と、松尾さんはうれしそうに語った。この日は狙った時間帯に狙った場所で釣れた教科書通りの1日だった。

 当日の釣果は、この2尾とあいにく家族の数には足りなかったが、その大きさから1尾を三つに筒切りにして6人分の煮付けに十分だったらしい。

 ここで、日日読者に11月のカレイ爆釣のありがたいお告げを!「須磨から明石、姫路にかけては11月21〜24日、泉大津から泉南一帯は19〜23日に爆釣!」

週末のイチオシ気配

■船(1)■加太・和歌山

 田倉崎沖や友が島沖に出るカワハギ釣りがスタート。18〜28センチがいい人で15尾前後。アタリが微妙なため、サオは2.1〜2.4メートルの穂先の鋭敏なものを。要予約。▽三邦丸=電話050(3532)9619

■船(2)■栖原・和歌山

 沈船でヒラメ狙いがスタート。50〜70センチ前後のおいしいヒラメが1〜3尾。生きたアジで釣るので、60〜65センチのメジロが外道に期待できる。これからますます上向く模様。要予約。▽大南荘勝丸=電話0737(62)3093

■船(3)■阿尾・和歌山

 シラサエビをエサにしたマダイ狙い(35〜50センチ)が5〜10尾程度期待できる。「大型がまじって当分は数も狙える」と船長。船頭仕掛けの手釣りでの釣果。要予約。▽岬旅館=電話0738(64)2975

■磯(1)■袋・和歌山

 イガミ好調。モムシなどでイガミ25〜35センチが10尾前後。エサはホンダワラ。アオリイカの500〜800グラムが磯釣りの合い間にエギングで2〜3ハイ期待できる。要予約。▽かわばた渡船=電話0735(62)0052

■磯(2)■尾鷲・三重

 グレ上昇気配。先週全般の釣況は、連日グレ20〜25センチ多数と25〜35センチ5尾前後はいい人の釣果。これから型も上向く。コッパが多く対策必要。▽宮城野渡船=電話05972(2)1347

■筏■神谷・和歌山

 例年11月のこの時季になると湾内筏で40センチ超の型のよいチヌが釣れることはデータが証明している。推奨エサは、アケミ丸貝、イガイ、サナギ。▽佐知丸=電話0738(65)0736

■波止■北港・大阪

 釣れても1尾でリスクが高いが、呑ませ釣りのメジロ狙いがおもしろい。他にチヌはオキアミのフカセ釣りで40センチオーバーを2〜3尾前後。タナは3〜5ヒロ。▽ヤザワ渡船=電話06(6573)7712

■管理釣り場■三室渓谷・兵庫

 アマゴ17〜24センチがいい人で20尾前後釣れている。いい人は30〜50尾と堅調。エサはブドウ虫、イクラ。道サオ4.5メートル以上で長いほど有利。道糸0.6号、ハリス0.3号、アマゴ針3号。▽三室渓谷センター事務所=電話0790(76)2082

 (大阪日日APG 松田勝也)