大森均の釣れ釣れ草

和歌山・袋のグレ釣り

2017年2月24日

2人で80尾の大爆釣!

圧巻のグレ51尾の釣果

 グレは、水温が20度を切る頃から本格的に釣れ始めるが、15度の間で最も活性が高い。低水温だから釣れないのか、というと一概にそうとも言えないから、話はややこしい。前日17度の水温が15度になったら致命的であるが、それが3、4日続けばボチボチと食いだすから不思議だ。これは下がった水温に体がなじんできたことと、食わなければ生きていけない生き物の本能ではないかと推測される。

 しかし、一応のグレが釣れる水温は12度が限界と言われる。その反対に低水温が続いて、突如暖かい潮が流れ込んで2度でも上がろうものなら、これは大釣りの可能性が大。22日現在の水温が中紀大引沖のアシカあたりで13〜14度。南に下って黒潮の影響を受ける周参見から串本にかけては16〜17度。この時期、グレの好釣果が周参見以南に偏る理由はこういうわけがある。

 ▽重症化の一途

 本紙の気配の欄を輪番で担当する松田勝也さんは、磯釣り、アユ釣り、船釣りと器用にこなすマルチプレーヤーであるが、特に磯釣りの腕は一流とだれもが認めている。自身が率いる「浪花荒波会」の会員にも慕われ、人柄も私が知り得る釣り師では抜けている。

 高槻市に住む長山壽一さんは、地元の青年会議所で松田さんと知己を得たのが運の尽き。もともと釣りの経験があったとはいえ、師匠の松田さんが次々とおもしろい釣りに誘い込むから重症化の一途をたどるのは当たり前。夏のタコ釣りなどは、クラブの大半が次々ハメられて「浪花タコ波会」に名称変更したら、と私にやゆされるほどその影響力はすさまじい。

 その中でも長山さんはいつの間にか熱心さも先頭を走っている。もともと狂う素質(?)があった長山さんが磯釣りに入門するのは時間の問題だった。5年前から始めたグレ釣りは師匠の薫陶を受け、初心者の域は既に脱しているというから、もう後戻りはできない。

 ▽28〜39センチが51尾

 22日、松田さんと長山さんは、袋の磯に出かけた。袋は串本のすぐ北隣に位置し、黒潮の影響を強く受け、寒グレのシーズン中は比較的安定した釣果が得られる好釣り場として人気が高い。当日の水温は16・8度。波もなく絶好の条件と期待に胸を膨らませて、名礁「一ノ島」に渡礁した。

 釣り座を構えた「船着き」は潮の速さも適度で釣りやすかったという。「潮行きを見てこの日は釣れると思いました。第1投目から絵に描いたようにウキが海中に消えていきました。釣り始めてオキアミ三つでグレ3尾釣りましたが、35年磯釣りしていますがこんなことは初めてです。撤収するまで一日中釣れ続きました。久々にグレ釣りを堪能しました」と松田さん。

 この日の松田さんの釣果は、なんと51尾(28〜39センチ)、長山さんも29尾と健闘。釣りも釣ったり2人で80尾。この時期の南紀の磯の平均釣果が2〜3尾程度という数字と比べてもすさまじい釣れ方と言える。下船後、僚船の船長が「船釣りよりよう釣れてんなぁ」と、感心することしきりだったらしい。

 あぁ、うらやましいー。

週末のイチオシ気配

■船(1)■北港・大阪

 神戸沖に出る半夜釣りのメバル好調。同魚18〜27センチ15〜20尾期待できる。午後4時集合。オモリ30号。なお、同店ではショウサイフグのカットウ便も出ており30センチ超の良型も多くまじり6〜10尾見込める。要予約。▽ヤザワ渡船=電話06(6573)7712

■船(2)■宮津大島・京都

 冠周辺に出て高級魚アマダイ堅調。型は、25〜40センチ程度であるがレンコダイやオコゼがまじる。出船できれば、お土産間違いなし。22日、5人連れがアマダイ22〜41センチ67尾、レンコダイ28尾とオコゼ25〜43センチ12尾。要予約。▽新幸丸=電話0772(28)0160

■船(3)■比井・和歌山

 ラングイの寒サバさらに上向き。22日、サバ35〜45センチ75尾にイワシ28〜30センチ70尾。竿2.1〜2.4メートル、オモリ80号、ハリス8号、針10号、胴突き6〜7本針。要予約。▽岬丸=電話0738(64)2975

■磯(1)■見老津・和歌山

 好調持続。東一で3人連れがグレ33〜45センチ47尾。同日、長チョボでイサキ33〜40センチ35尾の爆釣あり。要予約。水温15〜17度。▽林渡船=電話0739(58)0133

■磯(2)■紀伊長島・三重

 そろそろ沖磯から地方回りで良型が出る時季。22日、ウワテ磯でマダイ57センチと38センチ、イガミ40センチとグレ38センチ前後2尾。同日グレ40センチ超が5尾出た。▽石倉渡船=電話0597(47)0712

■波止■南港・大阪

 大浜ふ頭でチヌが落とし込み、またはオキアミのフカセ釣り、エビ撒き釣りで40〜45センチを1〜3尾。スズキは、カモメ大橋下白灯付近、住吉川で45〜60センチがいい人で3尾も。▽Tポート=電話06(6683)7757

■管理釣り場■水無瀬川・京都

 アマゴの17〜24センチが連日20尾前後の安定した釣果。エサはミミズか生イクラ、ブドウ虫。22日、13番で18〜32センチ15尾。ハリス0.5号、アマゴバリ5号。▽水無瀬川漁協組合=電話075(961)6500

 (大阪日日APG 清水智之)