大森均の釣れ釣れ草

マダコ最盛期! 東二見沖で47ハイ

2017年7月31日
快調にタコを釣り上げる上町さん

 明石のタコは格別においしい。当然のことながら明石ダコは、全国的に名の知られたブランドである。おいしい理由は、その環境にある。明石海峡から播磨灘は、タコの好物であるカニやエビが豊富であることがひとつ。さらに潮の流れが速いため、タコの運動量が自然に豊富になることがもうひとつの理由だ。「明石のタコは立って歩く」という言葉もあるほど、おいしいことを例えるその手の話には枚挙にいとまがない。

 釣り方は、タコテンヤと呼ばれる独特の仕掛けで、竿(さお)先を震わせてシェイクしたり、そっと持ち上げたりすると、タコが乗って重みが伝わる。そこで一気に底からはがすつもりで掛けあわせて釣り上げる。8月初旬までが釣り期で、出かけるなら絶好調の今がチャンス!

▽トップクラスの釣れっぷり

 24日、高槻市に住む上町晴男さんは、このコラムにも度々登場する川田岳志さんに誘われ、東二見から出船する乗合船でタコ釣りに出かけることになった。そこで私も同行取材をすることに。

 上町さんは、御年77才になるが、対馬沖のジギングに若い人たちと出かけても粘り強く釣り続け、気力体力ともに若い人に負けていないと、川田さんは言う。向かう道中タコ釣りの経験について伺うと「手釣りで3回ほど経験がありますが、竿釣りでは一度しかなく、かつ、あまり釣れませんでしたので、今日の釣りは初心者同然です」とおっしゃっていた。

 とにかく、同船者20人と早朝4時半に港を出た。港から10分ほどのポイントに着いて第1投。コーチ役に徹するつもりで上町さんの一連の動作を観察していると、釣りに慣れている。準備、装餌、センス等、基本動作にスキがない。これは要らぬ口出しは無用だ。釣り始めて、序盤からタコを順調にゲットしている。周囲の状況を見て釣れている人の釣技も参考にしている様子。こんな人はどんな釣りに挑戦してもある程度釣りこなす。

 7時ごろまでが地合で、この時点で37〜38ハイほどの釣果を得て、船内でもトップクラスの釣れっぷり。気が付くと、タコ名人の川田さんより釣っている。この日、10時半のストップフィッシングまで10パイを追加して計47ハイの大漁となった。

▽今がチャンス!

 「こんなに釣れるとは思っていませんでした。知り合いにお裾分けして『おいしかった』と大好評でした。私は、タコ飯と酢の物にして食べましたが、ビールが進んでついつい飲み過ぎました」と、上町さん。

 当日乗船した「俊郎丸」は、東播ではタコ釣りに定評があり人気が高い。船長に釣況を伺うと「当分期待できます」とのうれしいコメント。出かけるならお盆までの今がチャンス!

 問い合わせは電話078(942)2749、「俊郎丸」。

週末のイチオシ気配

■船(1)■東二見・兵庫

 二見沖に出るマダコが絶好調。0.3〜2.5キログラムのサイズが40〜80パイ釣れている(船頭仕掛けも竿釣りもOK)。要予約。▽西海乗合船=電話078(942)6480

■船(2)■家島・兵庫

 家島周辺でキス好調。同魚17〜26センチ50〜70尾。チョイ投げ天秤仕掛け。2〜3本針8〜9号。エサは青ムシか石ゴカイ。要予約。▽山本丸=電話079(326)0238

■船(3)■北港・大阪

 大阪湾小島沖に入ったタチウオも淡路沖から神戸沖まで北上。釣果も竿頭10尾前後が20尾程度に上昇。タチウオテンヤ40号。要予約。▽ヤザワ渡船=電話06(6573)7712

■船(4)■田辺・和歌山

 白浜沖に出る半夜釣りでアカイカが堅調。胴長12〜25センチ70〜90パイが連日の竿頭。竿2.4メートル前後、ウキスッテ2.5号、オモリ60号。▽弁慶丸=電話0739(22)4500

■磯(1)■梶賀・三重

 半夜釣りで尾長グレ期待できる。連日、大黒、神須ノ鼻などで尾長グレ40センチ超が出ている。エサはボイル。バラシ続出。▽榎本渡船=電話0597(27)2211

■磯(2)■大引・和歌山

 カゴ釣りで依然イサギ好調。アシカの親、ヒジキでイサギ25〜35センチ5〜25尾(6〜14ヒロ)。エサはボイル。底物のアタリも頻繁。▽村井渡船=電話0738(65)1041

■波止■武庫川一文字・兵庫

 タコジグを使った探り釣りでマダコがピークか?同魚200〜500グラム20〜70パイ見込める。▽武庫川渡船=電話06(6430)6519

■投げ■妻鹿・兵庫

 投げ釣りでキス堅調。いい人がキス15〜25センチを15〜30尾。ポイントは6番灯台付近と7番ケーソン側。▽日の出渡船=電話0792(46)3030

 (大阪日日APG 松田勝也)