大森均の釣れ釣れ草

仕事のついでに70センチマダイ ゲット!

2017年10月16日
見事70センチのマダイを釣り上げた越首さん
K−ZERO尾張支部。4人のすさまじい釣果

 釣りも病高じると、自分がよく通うお気に入りの釣り場の近くに住んでみたいと夢想する人がいる。アユ釣り師なら古座川の美しい大自然の近くに、バスクレイジーなら琵琶湖の湖畔に、磯釣り師なら潮岬や五島列島などに思いをはせる。

 現実に引き戻されて、瞬時にわれに返る軽症の人から住む家の間取りまで考える重症の人まで病状はさまざまであろうが、釣り好きは救い難い人が多い。そういう私も間取りまで考えた重症の一人であるが、そのお気に入りの釣り場は、五島列島玉之浦だ。とにかく、自然が濃い。

 ▽渡船業者に変身

 五島市玉之浦に住む越首伸之介さん(37)は、この欄にも地元の釣りの名手として度々登場していた。釣り歴の割には、生まれつきの非凡なセンスを発揮し、地元では誰もが認めるO電気の社長、O名人に迫る腕前にまで成長していた。

 しかし、これがいけなかった。病高じて今年3月、周囲の心配を振り切って安定したサラリーマン生活からあっさり渡船業者に変身。乗る立場から乗せる立場になったが、元来の釣り好きが変るはずがない。

 ▽軽い気持ちで

 9日、2カ月前に玉之浦湾の自然の濃さを体験した名古屋のかかり釣りのチームが再びやって来た。その際、筏(いかだ)に4人を上げ終わって「自分も試しにタイラバロッドで遊んでみましょう」と、軽い気持ちでネリエを付けて放りこんだという。

 「1投目でした。エサが落ち切らない中層でひったくるような強烈なアタリがありました。今までタイラバロッドで魚を掛けた経験から、かなり大きいとはすぐにわかりました。頭を振っていたので、チヌかタイに違いないと思ったその時、水面下で赤い魚体が反転したのがチラッと見えました。ハリスは5号で太仕掛けでしたので強引に引き寄せましたが、遊びのつもりで適当な仕掛けで放りこんだだけでしたので、魚をすくうタマを持ち合わせていませんでした。結局、エラに手を突っ込んでバス釣りのように引き揚げ無事ゲット出来たんです。70センチ、5・4キロありました」と越首さん。

 ▽粒ぞろいに驚く

 名古屋から遠征に来た4人は、2日間で48〜54・5センチとありえないサイズを32尾、マダイもかなり釣ったというから、その大きさが粒ぞろいだったことに驚いているはず。いや、2カ月前に訪れて驚いたから再遠征に及んだのであろう。磯釣りも桁違い、エギングも前述のO名人が「大森さん、今、お土産釣るけん、ちょっと待っとき」と目の前で2、3投目に2キロのアオリイカを簡単に釣り上げた。思い切って遠征するなら、ぜひ、五島玉之浦をおすすめする。

 ■ホームページ検索=「翔龍丸」、問い合わせは電話080(5217)5769。

週末のイチオシ気配

 ■船(1)■鷹巣・福井

 鷹巣沖半夜便でメジロ好調。同魚60〜70センチ一人平均10〜20尾。持参した大型クーラー満タン続出。胴突き5本針で。オモリ200号。要予約。▽越前Fセンター=電話0776(22)1095

 ■船(2)■泉佐野・大阪

 淡路沖タチウオが上昇気配。10尾程度見込める。タチウオテンヤ40号。今後大型がまじって釣れるのでおもしろい。要予約。▽海新丸=電話0724(69)2332

 ■船(3)■栖原・和歌山

 日ノ岬沖に出るカワハギ堅調。同魚20〜25センチが10〜15尾期待できる。ハリス3号、オモリ30号。アサリのむき身。要予約。▽かるも丸=電話0737(62)3527

 ■磯(1)■大引・和歌山

 カゴ釣りでイサギ、ハマチ良型好調。イサギは27〜38センチ10〜15尾、ハマチ45〜50センチ1〜5尾期待できる。▽村井渡船=電話0738(65)1041

 ■磯(2)■梶賀・三重

 底物(イシガキ30〜45センチ中心)活性高い。エサはウニ。他にはホンダワラのエサでイガミ(30〜40センチ)が5〜10尾。▽榎本渡船=電話0597(27)2211

 ■波止(1)■妻鹿・姫路

 フカセ釣りでグレ好調。同魚20〜30センチ20尾前後。他に夜釣りでアナゴ35〜50センチ10〜20尾(ウキ釣り)、ベタ底で。エサは青イソメ。▽日の出渡船=電話0792(46)3030

 ■波止(2)■南港・大阪

 セル石でチヌ堅調(フカセ釣り)。25〜40センチが5〜10尾。他にサビキ釣りでアジ15〜17センチ50尾。▽丸高渡船=電話06(6613)1075

 ■投げ■垂水西舞子海岸・兵庫

 今年は須磨から明石にかけてカレイ第一波接岸が早い模様。20〜25センチのマコガレイが主体であろうが、40センチ級の一発が期待できる。▽まるは垂水店=電話078(705)0841

 (大阪日日APG 松田勝也)