大森均の釣れ釣れ草

釣れない時は釣れない

2018年2月19日

女子専用トイレまである乗合船

いつもは前のめりで攻める姿勢の大西名人もこの日はひたすら寒さに耐える
明石海峡大橋の真下もガシラの好ポイント
女子専用トイレがある乗合船に初めて乗り合わせた

 「大森さん、そろそろ今年のガシラの初戦に行きませんか?天気図を見ると7日か8日あたりがなぎだと思いますが…」と、大西満名人からお誘いがあった。断る理由などあるはずもなく「はい、よろしくお願いします」と、反射で返事をする無思慮な私。

 電話を切ってからテレビの画面に目を転じると、福井の豪雪、記録的な寒波などのニュースが次から次へと伝えられる。「こりゃ寒いやろなぁ」と少し腰が引けたのもつかの間、早速そのことを忘れて道具の準備に取り掛かるからわれながら情けない。

 8日、泉佐野から出船する昼便(午後1時出船)に乗り込むため、乗船場の受付事務所に正午前に到着した。

 ▽最低記録更新

 「何か違うなぁ?」。乗船代7千円を払って回りを見渡すと、まず、事務所がスッキリしている。必要な仕掛けなどはどこの乗合船でも船内で売っているが、ここは釣具店のように必要なものはそれなりにスッキリとレイアウトされている。それも格安で。準備している私も思わず買い足すほど。また、貸し竿(さお)も電動リールがセットされたものが千円追加で借りることができるという。事務所を出て一服というタイミングの事務所横にベンチと机、灰皿BOXが設置してある。何と言うことはないのかもしれないが、気分よく出船前の時間を過ごして、午後1時に港を出た。

 船尾に大西名人、その隣に並んで釣り座を構えた。明石海峡大橋の周辺がガシラ、メバルのポイントであるが、まず、岩屋の前で仕掛けを降ろした。まったく反応がない。

 明石大橋寄りに移動して、第2ラウンド。しばらくすると、右隣の同船者が船中で1尾目となる20センチほどのガシラを釣り上げた。次に大西名人が、次には私にもきた。しかし15センチほどのリリースサイズ。3本針の一番下のサバの切り身にきた。大西名人は3本の針すべてを青イソメにチェンジしてヒットする傾向を探っている。すぐにきた。私のサバの切り身にもきた。この時点でどちらのエサにも優劣はないようだ。

 しかしこの後、見事にアタリが止まった。釣り始めて1時間、私が2尾、大西名人が4尾。その後3時間、うなだれて寒さに耐えるだけの時間が過ぎた。そろってガシラの最低記録更新と相成ったが「釣れない時は釣れませんなぁ」と、慰め合って帰港。

 ▽至るところに配慮

 帰港途中に船内をつぶさに観察すると、電子レンジはある、湯沸かしポットはある、女子専用トイレまである。竿受けが既設してある船に乗ったのも初めてであるが、女子専用トイレの設備があるのには驚いた。氷も有料の乗合船がある中、好きなだけ頂ける。とにかく、至るところに配慮がある。これだけ釣運に恵まれなくとも「また、来よう」と思わせるこの乗合船のお問い合わせは、電話080(2526)5151「ブルーマックス」まで。詳細はホームページ「ブルーマックス遊漁船」で検索!

週末のイチオシ気配

 ■船(1)■泉佐野・大阪

 淡路沖の半夜釣りでメバル上向き。同魚23〜27センチ20尾が竿頭。ガシラ20センチ前後が2〜10尾まじる。要予約。▽海新丸=電話0724(69)2332

 ■船(2)■比井・和歌山

 ラングイに出る 寒サバ(35〜45センチ)が上昇。同魚30〜42センチ70尾が竿頭。これから尻上がりに良くなる見込み。お土産確実に保障◎。竿2.1〜2.4メートル、オモリ50〜80号、ハリス5号、胴突き6〜7本針。要予約。▽岬旅館=電話0738(64)2975

 ■船(3)■宮津大島・京都

 冠周辺に出てオコゼ堅調。同魚25〜43センチ10尾前後期待できる。他にガシラ18〜38センチ10〜40尾。要予約。▽新幸丸=電話0772(28)0160

■磯■尾鷲・三重

 水温極限で食い渋いが割亀などでコンスタントにグレ30〜40センチ2〜4尾釣れている。タナ深く狙うのでチヌ1〜2尾まじる。▽柴山渡船=電話0597(22)5566

 ■ボート■紀伊長島・三重

 依然ジグサビキ仕掛けで良型カマス絶好調。手漕ぎボートで40センチまでのカマスを20〜80尾。他にはアジがサビキ仕掛けで20〜22センチ30〜50尾、マトウダイ40センチ前後を1〜3尾期待できる。要予約。▽石倉渡船=電話0597(47)0712

 ■管理釣り場■水無瀬川・京都

 アマゴ16〜22センチが連日20尾前後の安定した釣果。この時期はまずエサは生イクラで攻めて、ミミズかブドウ虫とローテーションを。▽水無瀬川漁協組合=電話075(961)6500

 ■ワカサギ■余呉湖・滋賀

 連日の竿頭が150尾前後と落ちたように感じるが、寒さで長時間釣りをする人がいないため。場所ムラあるが江土桟橋では200尾の釣果も聞かれる。川並桟橋は低調。ノベサオ3メートル、ハリス0.4号、胴突き7本針、オモリ1号。エサは赤虫または紅サシ。▽余呉湖漁業協同組合=電話0749(86)3033

 (大阪日日APG 清水智之)