連載・特集

大阪ヒト元気録

地方興行で“お宝”発見

B級玩具コレクター・大道芸人
湯浅 博さん
2010年2月24日

昭和の珍品奇品5万点以上収集

「A面が大道芸人、B面がコレクター」と自分を楽しんでいる湯浅さん

 天保山や天王寺動物園など、関西を中心に「呼ばれればどこにでも行きます」と神出鬼没でパフォーマンスを繰り広げる。そして自宅の部屋には“昭和の珍品奇品”が5万点以上、すでに数え切れないコレクションが所狭しと並んでいる。「部屋は変なものだらけ」という。

大道芸歴20年

 パントマイム、ジャグリング、手品、バルーン。そして、慌てんぼうの愉快なピエロがコミカルに動くショーなど展開し、観客の心に“笑い”を届ける。

 「サーカス学校に入ったのがきっかけでした」。それも「偶然」だとか。半年間、学校で大道芸に必要な技術を学んだ。

 そして卒業。最初の実践の場には海外を選んだ。道具を入れたバッグを持ってジャマイカ、キューバ、メキシコなどでパフォーマンスを展開。現地の小学校なども訪問し、子供たちと“芸”でコミュニケーションを図った。「いろんなところに行くのが楽しみですね。毎回、その場の新鮮さが違いますから」

コレクションの山

 「なんでも集めてますよ」。部屋は仮面ライダー、ウルトラマンなど特撮系カードや懐かしのめんこシート、さらには意味不明の“パチモン”キャラが描かれたノートやガムの包み紙、消しゴムやアイドル系グッズなど、1970〜80年代の「人が見向きもしない、人から見たらごみ」のようなお宝の山々。B級コレクションでは、もはや「誰にも負けない」域だ。テレビ番組の「日本一のおもちゃコレクター決定戦」で「B級玩具コレクター」として紹介された。

 「販売当初は見向きもされなかったものが今ではお宝。子供のころ見たり遊んだりしたグッズを見つけると感動です。B級玩具はマニアでディープな世界ですけど」。雑誌などにも資料提供するなどコレクターとしても活躍する日々だ。

投げ銭でお宝収集

 骨董(こっとう)市、フリマ、古本屋などをくまなく回り“お宝”を発掘。「大道芸で地方に行ったときに地元の店を回るのが楽しみ。大道芸の投げ銭が、帰りにはお宝グッズに変わってます」と、旅先からの帰りの荷物が膨れ上がることもしばしばだ。

 「今は今、自分を楽しんでます。大道芸をしながらいろんな所に旅をしてお宝を発見する。これからも面白おかしくやっていきたいです」

 ○…「大道芸が終わって、好きな料理を食べながら、好きな音楽を聴いて、ビール片手にコレクションを眺めて思いに浸る。最高のひとときです」と湯浅さんはニンマリ。取材を終えて別れ際「これからどちらへ」。「マニアの店に行ってきます」とニンマリ。湯浅さんのホームページはhttp://www.kcat.zaq.ne.jp/hiropa/

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