2018 トップの決意

 2018年が幕を開けた。大阪、日本、そして世界を変えようと、企業・団体の代表者らが動きだしている。「トップの決意」を随時紹介する。

良い「気」に満ちた場の提供を

実践心理学講座Chiz−宙代表 (大阪市西区)
中川 千都子さん
2018年2月6日

 2006年にがんを発症以降、闘病を繰り返す中で心の立て直し方を学んだ。体と心は一体、医療にすがるのではなく、心の元気が体の元気の源と実感している。病気になる前は人の好き嫌いも多く、ストレスだらけだったが、今では全てを受け入れられるようになった。

 笑顔やプラスの言葉は環境により勝手に出てくるものではなく、実は能動的に出すもの。出来事や感情に振り回されることなく、笑顔やプラスの言葉の出やすい自分になるための習慣化のノウハウを心理学に基づき、発信し続けている。

 「Chiz−宙」(ちずそら)のネーミングの由来は、闘病中に大いなる力を歴然と感じた経験から。手術を繰り返す中で「なぜ生かされているのか」と自問し、はっきりと宇宙の「護(まも)り」を感じ「宙」の字を選んだ。

 受講者の年齢層は20〜80代と幅広く、主婦や経営者、教員、看護師などさまざま。受講者の悩みの多くは人間関係。特に家族間のことは深刻だ。スマホやSNSが普及し、常に誰かとつながっているように見えても、温かい人間関係は育みにくいのではないか。

 私の使命は、良い「気」(プラスのエネルギー)に満ちた場の提供。そこに集う一人一人の良い力がおのずと引き出される場作りを目指している。カウンセリングの現場では、自分に自信が無く「希望が持てない」という声も聞く。おそらく希望や夢に「ふた」をしてしまっているのではないか。今居る場所で喜びを見つけることが、ふたを開ける第一歩になる。

 今年に託す漢字は「和」。「和をもって貴しとなす」の「和」だ。日本人は大和民族と呼ばれる大調和の民族。金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』に出てくる「みんなちがって、みんないい」とあるように、互いを受け入れ調和する和の心があれば、世の中は良くなっていくと思う。