大阪24区予算拝見

 大阪市24区の各区が予算を通して取り組む独自の事業を随時紹介していく。

阿倍野区 あべの筋魅力づくり事業

2016年5月8日

軌道敷芝生化し集客

予定部分の10分の1が芝生化されている阪堺・天王寺駅前駅近くの軌道敷(右奥が駅)

 阿倍野区役所は、景観整備のため阪堺上町線軌道敷の芝生化を進める。商業施設が集まる天王寺駅前駅―阿倍野駅の約350メートルが対象で、区は「新たなランドマークとして集客につなげたい」と狙う。芝生化の完了と新線への切り替えは2017年1月の予定だ。

 本年度の予算額は、工事費と芝生の維持費計4278万7千円。ヒートアイランド現象の緩和や水やり日数を減らすため、鹿児島市や熊本市の市電を参考に保水性の高いシラスブロックを導入する。15年度中の完成を目指していたが軌道の移設工事が遅れ、植栽は「あべのハルカス」に近い最北区画のみで、全体の10分の1にとどまる。

 また、阪堺が手掛ける工事では、地下通路のみだった天王寺駅前駅へのアクセスが、16年中には上部の歩道橋からも可能になる。

 芝生化後は、地元企業や商店街、町会でつくる協議会が「タウンマネジメント」の制度を導入。民間主導で維持、管理を進める。区企画調整課の担当者は「地域の協力を得て、地域の象徴になれば」と話している。