大阪24区予算拝見

 大阪市24区の各区が予算を通して取り組む独自の事業を随時紹介していく。

大正区 ものづくり企業の活性化事業

2016年5月12日

修学旅行で工場見学

修学旅行で大正区の工場を見学する石川県内の中学生ら

 ものづくりの町として発展した歴史や企業の魅力を紹介している。人口は大阪市内24区で最少の6万4813人(4月1日現在)。移住や定住のきっかけにしたい考えだ。住民が地域に誇りを感じるなど、手応えが出ている。

 区内のものづくり企業は約420社。“地域資源”を生かし、全国の修学旅行生の受け入れを4月からスタートした。地元企業の協力で、工場見学のコースを用意。既に東北、北陸などの3中学校の生徒計約200人が工場の魅力を満喫。「また訪れたい」との声が寄せられ、新たな職業意識の芽生えにつながった。

 「修学旅行は一生、思い出に残る。就職や引っ越し先の選択肢に大正区を思い出してもらえる」(区担当者)と人口減少の歯止め効果を期待する。住民からは「ここは修学旅行に選んでもらえる場所なんだ」と愛着が湧いたとのメールが区に届いた。

 ものづくりの魅力を伝える「大正ものづくりフェスタ」や、工場見学ができる「大正オープンファクトリー」も前年度に続いて実施予定。事業費は計約240万円。