大阪24区予算拝見

 大阪市24区がそれぞれ力を入れて取り組む新年度事業を順次紹介する。

東成区 小学生向け上方落語体験事業

2017年4月17日

地元への誇りを育む

東成区役所駐車場前に設置されている四代目桂米団治の顕彰碑

 上方落語にゆかりのある東成区は、区内の小学生を対象に落語のしぐさやおはやしを体験させる参加型の事業(150万円)に取り組む。地域文化への理解を促し、地元への愛着や誇りを育むのが狙い。

 区内の片江地域では、昭和初期に落語家の五代目笑福亭松鶴が、漫才ブームに押されて衰退傾向だった落語の状況を憂い、自宅を「楽語荘」と名付けて再興に尽力。新人落語家の養成や、独自の企画を繰り広げた。

 また、「楽語荘」運動に参加した四代目桂米団治は、現在の東成区役所駐車場にあたる場所に住んで代書業の事務所を開業。その体験を踏まえ、高い人気を得た演目「代書」を生み出した。

 こうした区の歴史を踏まえ、児童向けに上方落語に触れる機会を企画。鑑賞をはじめ、しぐさや小話を体験したり、和楽器を演奏したりするプログラムを予定している。

 区市民協働課の原敏浩課長は「自分たちが住む地域の文化を知った上で区に愛着を持って成長してもらえれば」と思いを込めている。(加星宙麿)



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