大阪24区予算拝見

 大阪市の24区には、約271万人が暮らしている。2018年度の各区の予算を拝見し、特徴ある一押しの事業を紹介する。

阿倍野区 避難所開設・運営マニュアル改定

2018年5月17日

地域特性や女性の視点

常盤地域で行われた「まちなか防災訓練」の様子(阿倍野区役所提供)

 区民の災害に対する知識や技術の向上を図ろうと、防災事業(予算719万円)を拡充し、区内全避難所の開設・運営マニュアルの策定を支援する。

 区内全10地域では「避難所開設・運営マニュアル」を、2012年4月に策定。16年に熊本地震が起き、昨年5月には大阪市が「避難所開設・運営ガイドライン」を策定したことを受け、全面的な改定に乗り出す。

 各地域でワークショップを開くなど住民主体で検討を進め、来年1月に完成する予定。地域特性を重視しながら、「女性の視点」などを取り入れたマニュアルが策定できるように支援する。

 区内の中高生を対象にした防災ジュニアリーダーは、チラシやホームページ、広報誌などで積極的に参加を呼び掛けていく方針。応急仮設トイレは本年度に4基ずつ追加し、各地域に計12基となる。

 区総合企画課の松下卓司地域・街づくり担当課長は「災害は必ず来るもの。家族の中で役割分担や連絡体制の確認など、普段から意識付けを大事にしてほしい」と話していた。