浅野秀弥の未来創案

【「日本・刷新の会」船出】

2014年6月23日

真摯に人材育成目指す

 本紙既報の通り、みんなの党最高顧問の江口克彦参院議員が理事長となって主宰する一般社団法人「日本の政治と経済を刷新する縁(えにし)の會(かい)」(略称、日本・刷新の会)の発足記念パネルディスカッションが14日、大阪市北区で開かれた。

 江口理事長は会の設立に臨み「政界に身を置いて“これは”と思える人材は両院700人のうち、ほんの一握り。こんな状態で、国の行く末を決められるのか? まず“現代の適塾”で人材を育て、政治家だけでなくよき経営者も育てたい。基本は“人間とは?国家とは?経営とは?”の3点。これを考えるには“宗教、歴史、哲学”が語れないとダメ」と熱っぽく語られた。

 たった独りでミキハウスを立ち上げ今日の国際的企業に育て上げ“起業家のお手本”といわれる木村皓一社長は、「自分は経済の部分で使える、と思われてるから…」と前置きされ「消費増税後、アジア圏他国からの需要の有無で地域経済状況に大きな差が出ている。既にアジアは経済分野では一体化している。法人税なんて(全体歳入の9%程度の)8兆円くらいしかないんだからやめちゃってもいいんです。急成長してる中小企業をつぶしているのは実は税務署。アジアの優良企業が進出したくなる日本市場を作らないと」と、政治家や官僚と対峙(たいじ)できる経済人育成の必要性を指摘。

 政治学者の中西輝政京大教授は「価値観大転換の時代に若者の斬新な感覚を期待」、内閣参与で日系2世の齋藤ウィリアム浩幸さんは「米国では平均27歳で創造的起業をしている統計があるが、日本ではその年齢では課長になれない」と若者への期待感を示した。

 適塾は江戸時代終盤に緒方洪庵が大阪・船場に開いた蘭学私塾で、大村益次郎や福沢諭吉ら多くの人材を輩出した。江口理事長は「おじさんの壁を破る」という言い回しで、若者パワーの結集に期待感を示された。

 この会を文字通り“現代の適塾”とするため、われわれ事務方は時間がいくらあっても足りない状況だ。

 あさの・ひでや(フリーマーケット=FM=社社長、関西学生発イノベーション創出協議会=KSIA=理事長)1954年大阪市生まれ。わが国のFM創始者で日本FM協会理事長。関西経済連合会幹事。数々の博覧会等イベントプロデュースを手掛ける。