
造幣局桜の通り抜けも終わり、青葉がいい感じの5月、服も薄着になりどんどん活動的になります。そんな雰囲気を眺めながらもなんとなく気分が乗ってこない、そんな時テレビを見ると五月病の話題「わたし五月病にかかったかも!?」。
五月病とは「入学や入社、転勤などで新年度の4月から新しい環境に置かれた人がかかる病気のことで、4月の緊張感が途切れたゴールデン・ウイーク明けあたりから活力がなくなるものである。具体的症状は勉学や仕事に対する意欲の低下といった程度のものから出社拒否・不登校といったものまである。
ただし五月病は医学用語ではなく、病とはいうものの、特に定義付けがされている病気ではない。五月病は一人暮らしを始めた大学生に多い症状であったため、もともと大学の新入生を対象に使われたが、後に新社会人に対しても使われるようになる」とのことですが、ちょっとマスコミ先行で季節の風物詩的な案内のされ方が多いように感じます。
例えば春に田舎の親戚宅を訪問、地元でとれた美味がどんどん善意で振る舞われます。
「この地の自慢は筍(たけのこ)です。Aさんが掘ってきて味付けはBさんが腕を振るったんですよ、どうぞ召し上がれ」
「この地酒はC家が代々造るものです、どうぞ一献」
「C家の次男のDです、Bの煮物はどうですか?」
「筍ゴハンも用意していますから、いっぱい食べてくださいね」
そんな時、「もう頭もお腹(なか)もいっぱいです」とも言えず、どんどん食べどんどん飲み続ければ満腹を通り越して具合が悪くなります。
新入生や新社会人は4月から多くの刺激を受け、消化吸収される前に次の刺激がやってくる、そんな繰り返される刺激を避けようとする「五月病」は自然なかたちで「間」をとっているのかもしれません。
ここまで新入生や新社会人をイメージして書いてきましたが、なんとなく自分にも当てはまるような気がしてきました。学生のころなら「五月病かも?」と授業サボって寝ていられますが、大人になれば仕事や子育て含め五月病レベルを超えてつらくても「休めない」と頑張ってしまいます。
そんな時、子供のころ遊んでいてピンチになった時の伝家の宝刀「ちょっとタンマ」は十分意義があります。善意の筍三昧でも消化吸収、そして排泄(はいせつ)が滞れば苦しくなります。いろんな思惑が交差する世間で頑張り過ぎ、周りから「休んだら」と勧められるのと、「ちょっとタンマ」と宣言して自分で「間」を取るのはニュアンスも効果も違ってきます。
OFFの状態をつくり自分を守り元気に復帰すれば世間にもプラスに働きます。もう死語かもしれませんが「ちょっとタンマ」を有効に使ってみてはいかがでしょうか。
さて、今回で私の受け持ちも終了です。これまでお付き合いいただきました皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。では、ちょっとタンマします。
(まつむら・かおる 大阪府守口市)










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