澪標 ―みおつくし―

アーユーボーワン

池本 ニルミニ
一般社団法人SaaMa−スリランカ・スパイス&ハーブ理事長
2017年3月13日
スリランカ国旗
Adam's Peak Mountain

 皆さんは、世界遺産が八つ、70種類の宝石が取れて、20種類のバナナやたくさんのスパイスやハーブ、昔は国名でもあったセイロン紅茶が栽培されていて、陸の王者「象」と、海の王者「シロナガスクジラ」を両方見ることができて、アーユルヴェーダセラピー(伝統的な治療法で、病気を治したり健康な体を維持できると言われている治療法)が受けられて、一度に夏と秋を体験できる島国をご存じですか? それが「スリランカ」です。そして、「ディンブラ」「キャンディ」「ヌワラエリア」という言葉を聞いたことがありますか? 皆さんがよく知っている「午後の紅茶」の裏に書かれている紅茶の産地です。

 スリランカは1948年にイギリスから独立して、今年の2月4日で69年になりますが、そのうちの26年間は内戦があり、2009年の5月にようやく平和が訪れました。植民地時代はセイロンと呼ばれていましたが、1972年からは“Sri Lanka”(光り輝く島)と呼ばれるようになりました。これはサンスクリットの言葉で「聖なる島」という意味です。あまりにも美しいので私たちは「インド洋に浮かぶ真珠」と紹介しています。

 面積は九州の1・5倍の大きさで、日本からは6千キロメートル離れており、飛行機で9時間ほどかかります。自然豊かで平和なこのスリランカにSinhala人は75%で、そのうち仏教徒(紀元前3世紀にインドから直接渡った上座部仏教)は70%です。人口は2100万人です。

 赤道から900キロメートル北に離れているだけなので、行ったことのない人はスリランカは暑い国だと思っているかもしれません。しかし海岸に近いところは一年中27〜30度くらいで暖かく、国の中心部は海抜2千メートル以上の山なので、そのあたりは一年中日本の晩秋のような気候で暖房が必要なところもあります。それらの山で紅茶を栽培するので紅茶の葉で山は青々としています。

 また、スリランカはお釈迦(しゃか)様が訪れた国とされていて、お釈迦様が3回目に訪れたとき、Adam,s Peak(蝶(チョウ)の山ともいわれてる、2243メートルの山)に足跡を残されたと言われていて、多くの人々が毎年12月から4月の満月の期間に神のご加護を受けようと山を訪れます。

 私は今年の5月から守口市京阪東通商店街の中でスリランカレストラン「ニルミニ」をオープンします。アーユルヴェーダセラピーを受けることもできます。ぜひお越しください!

 次回は、私の義父(池本重光88才)の半生を通して、スリランカと日本が歩んできた歴史について書きますのでお楽しみに。

 (大阪市東淀川区)

 http://www.you.gr.jp/nilmini/