澪標 ―みおつくし―

今後の商店街を考える 商店街文化をもっと大切に

2017年11月3日
守口市のキャラクター「もり吉」
土居商店街

 26年前、日本人男性と結婚し、東淀川区上新庄に住んでいます。スリランカと日本との懸け橋になれればと、いろいろな活動をしてきました。その一つに、3年前から「どいどいティータイム」という月1回のインターネットテレビ番組で司会者のサポーターをしています。

 今年の5月にスリランカレストラン「ニルミニ」を京阪・土居商店街に開くきっかけにもなりました。自宅から豊里大橋で淀川を渡った町が、京阪・土居商店街のある守口市でした。川を渡ってすぐの隣町、しかも便利で住みやすい町であることに驚きました。

 地下鉄谷町線と今里筋線、2本の地下鉄が通る太子橋今市駅。京阪国道と内環状線(479号線)が交差し、京阪電車にも近く、京都にも簡単に行くことができます。さらに梅田まで約15分。2駅隣の地下鉄大日駅で、大阪モノレール(約35分)を使い大阪空港へ。途中で大阪万博のシンボル太陽の塔も見ることができます。阪神高速や近畿自動車道も整備され、各都市を結ぶ交通の要衝となっています。関西医大病院、パナソニックミュージアム、松下幸之助歴史館もあります。

 守口市駅には京阪百貨店、AGORAホテル、関西国際空港までのリムジンバスに乗ることができます。京阪国道で大日方面に行くと、シネマもあるイオン大日ショッピングセンター、ZEBIOスポーツ店のあるジャガータウンショッピングセンターがあり、周りにはニトリ、ドン・キホーテなどの店もあります。

 2号線を行くと三井アウトレットパーク大阪鶴見、鶴見緑地プール、私が初めて日本に来ることになった花博記念公園鶴見緑地。隣の門真市には、門真運転免許試験場。そんな住みやすい町にある京阪・土居商店街に「ニルミニ」を開店することにしました。

 しかし、「どいどいティータイム」でいろいろな店の取材に行った時、商店街のたくさんのお店のシャッターが閉まっているのを見て「たいへんもったいない」と思いました。

 1年間に日本を訪れる外国人の数は、2500万人ぐらいです。国・地域別では1位が中国の499万人、2位が韓国の400万人、台湾の368万人、香港の152万人、米国の103万人と続きます。次いでタイ、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、英国。海外の人々にとって、商店街は大変魅力のある場所の一つだと思います。

 商店街のもつ雰囲気は、外国人がイメージする日本の生活文化そのものだからです。外国人は梅田や難波の大きな繁華街では味わうことのできない昔ながらの日本を見たいのです。土居商店街にはスーパーマーケットやペットショップ、魚屋さん、果物店、メガネ店、100円ショップなどたくさんの店があります。さらにいろいろなお医者さんがいて、神社だってある。それ以上に、人と人とがコミュニケーションをとり、ふれあえる大切な場所が商店街の魅力だと思っています。

 そのためには、外国人向けのお土産店や家電店、若い人向けのお店がほしい。お店の方々が着物や法被などの民族衣装をもっと着てほしい。そんなお店がたくさん増えれば海外の観光客も増え、商店街に活気がでてくると思います。外国人を京阪・土居商店街で見かけることも多くなってきました。

 交通の便利がよく、アーケード沿いに駅につながる商店街なのに、もったいない。小さな力ですが、みんなが楽しく、わくわくするような商店街にしたい。スリランカと日本の懸け橋になりたい。他の国の方々にも伝えたい。今後もがんばっていきたいと思います。ぜひ一度、ご来店下さい。

 スリランカレストランニルミニは京阪・土居商店街にあり、京阪土居駅、地下鉄谷町線、今里筋線の太子橋今市駅から近いです。電話080(2401)8080。メールnirumini@aol.com、ホームページhttp://www.you.gr.jp/nilmini/

 (いけもと・ニルミニ、大阪市東淀川区)