澪標 ―みおつくし―

働くための学びについて

横谷 泰美
ナリス化粧品営業戦略室担当部長兼広報課課長
2018年10月19日

 私が勤務するナリス化粧品は、10月1日に心斎橋に大阪研修センターを開設しました。

 ナリス化粧品では、化粧品の製造・販売だけでなく、美容に関わる人材育成のための教育事業を行っており、エステティシャンやメーキャップアドバイザーなどのスキルは、お客さまの満足度に直結するため、大変重要と考えています。今回の大阪研修センター開設は、まさにそういった方々のスキルアップの機会提供が目的です。

 開設に先立ち、女性の仕事や学びについての意識調査を行いました。その結果、女性の7割以上が長く充実して働けるスキルを身に付けたいと考えていることがわかりました。また、副業に関して興味のある女性は半数近くで、20代では7割を超えること、専業主婦の方も約半数の方が今後働きたいと考えていることがわかりました。働くために学びたいと考えながらも、始められない、続けられない理由は、費用や時間、モチベーションが続かないというものでした。

 このアンケート結果に、私はすぐに、今年2月にお会いした徳島の89歳のエステティシャンの方のことを思いだしました。当社でエステティックや、介護美容の資格を取得され、美容の世界で50年以上、今も現役でご活躍の女性です。私は、そのお人柄、包容力に一瞬にして彼女のファンになりました。

 89歳の現在も多くの人に憧れられ、必要とされている、生き方は働く女性の先駆者であり、お手本です。ご家業や子育てをしながら、美容のお仕事を続けて来られ、長く元気で働く秘訣(ひけつ)を伺ったところ、「時間管理」ときっぱり即答されました。それは、何よりも説得力のある一言でした。

 今、働き方に対して、多くの企業が制度の見直しや、工夫をされています。以前よりも女性に多くの役割が求められ、多くの情報があふれる現代では、環境変化が目まぐるしく、必要以上に忙しい気持ちになることも多いと思います。長く充実して働きたいと思うのと同時に、その充実はプライベートの充実が支えていることも確かだと思います。時間は、誰にも公平ですが、一日をどう使うかを考えることや、この先10年後にどう生きていたいか、働いていたいかを考えて、今の時間をどう使うかを考えていくことができると、とても充実した時間が過ごせるのではないかと思います。

 人生を充実させるために働きたいのだとすれば、やはりスキルの習得や向上が必要です。そして、それは、年齢を重ねても必要で、スキルを向上させることが、精神的な若さを生み出すことにつながるのではないでしょうか。

 (大阪市北区、よこたに・やすみ)