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澪標 ―みおつくし―





 

ロボット・ファン.net主宰・ライター
三月 兎
2008/04/11

ロボット・ファンを増やしたい

 
 三月二十二、二十三日に、後楽園ホールで二足歩行ロボットの格闘競技会「第13回ROB(ロボ)O−ON(ワン)E大会」が開催された。

 この大会では、予選でロボットの歩行性能や自立性能をアピールし、予選上位三十二体がバトルで最強ロボットを決定する。今回は百十二体のエントリーがあった。すべて、個人が趣味で作っている二足歩行ロボットだ。今大会で優勝したのは滋賀県から親子で参加しているマルファミリーの「グレートキングカイザー」=写真=だった。優勝した「グレートキングカイザー」は身長五四〇ミリ、体重四・三七キロ。

 ロボットと聞いて、鉄腕アトムやガンダム、ホンダのASIM(アシモ)Oを想像する方は、「個人でロボットが作れるの?」と驚くだろう。

 二〇〇四年に近藤科学から「KHR−1」が発売されて以来、二足歩行ロボットは個人が楽しめる趣味になった。今では各社から二足歩行ロボットキットが発売され、十万円以下の価格で本格的なロボットが手に入る。

 私が運営しているサイト「ロボット・ファン.net」には、大会に参加している二足歩行ロボットや車輪型の迷路探索ロボットなどさまざまなロボットの動画、大会のリポートが掲載されている。

 関西でもホビーストが集まるロボット大会がある。また大阪は、市が中心となって一一年に梅田に次世代ロボット産業創出拠点「ロボシティ・コア」をつくる構想が進んでいる。企業も研究機関も、ホビーストもロボットに対して熱い活動をしているのだ。

 〇五年に愛・地球博が開催され、ロボット関連のニュースが報道されることも多くなった。だが、マスコミの記事はどうしても東京の情報が中心だ。

 「関西は、こんなにロボットが活発なのに!!」

 地元で頑張っている方々の活動が、なかなかニュースにならないのが歯がゆくて、私はコンテスト会場で知り合ったロボット雑誌やニュースサイトの編集者に、関西のロボット情報を寄稿させていただけないか? と申し出た。それ以来、大阪を中心に神戸や四国のロボット関連記事を執筆している。

 私のスタンスは「自分ではロボットを作らないけれど、ロボットが好き。いつか、家電製品のようにロボットが身近にあったらいいなぁ」という感じだ。

 そのためにも、一般ユーザーにもっともっとロボットを知ってもらう必要がある。アニメのロボットみたいなことはできないけれど、ごく身近なテクノロジーとしてロボットは必ず役に立つ存在になる。そんな日が実現するように、ロボット開発に携わる方々の情報を多くの方々に伝えていきたいと考えている。

 (兵庫県伊丹市)

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