霜越春樹の大阪 MODEL COLLECTION

アンミカ(TEN CARAT)

2017年3月29日

努力すればチャンスある ”好き”と”似合う”は違う

((C)SHIMOKOSHI HARUKI/PRESSSEVEN)
((C)SHIMOKOSHI HARUKI/PRESSSEVEN)

 ポートレートフォトグラフの第一人者、フォトグラファー霜越春樹が 関西ファッションモデルシーンを盛り上げようと 最前線で活躍するモデルを紹介する「大阪モデルコレクション」が、ついに200回を迎えた。2012年10月3日の第1回以来、連載は5年目に突入。その200回記念として、モデルとして成功を収め、テレビなど多方面で活躍している アンミカさんが登場してくれた。 (ヘアメーク 角出拡之)

 「今はいい時代だと思う。その人の個性が認められる時代。自信を持って、もっとすてきに輝いて表現してもらいたい」。アンミカさんは関西で活躍し、さらに飛躍を夢見るモデルたちにこう声を掛けてくれた。

 一昔前は身長が170センチないとショーに出ることができなかった時代があり、「30歳過ぎてモデルやってるってエライね」と言われるようなモデル30歳定年説まであったという。「それが4、5年前から小柄なモデルでもステージに立てる時代になり、自分の年代の熱い支持を得られれば年齢に制限がなくなった」とモデルの世界も変化してきた。

 そして、お客さんと身近に接しながらショーができる時代になり、ファッションが身近になった。「モデルの活躍する幅が広がったということ。だから小さいからとか、細すぎるとか、ぽっちゃりしてるとか、自分にいいわけせずに努力をすればチャンスがある時代」とエールを送る。

 そこで、アンミカさんは個性を見つけることが大切だと言う。まずは「“好き”と“似合う”は違うということをわかってほしい」と説く。そこにはアンミカさんの経験に基づく考えがある。

 実はパリのオーディションで「似合ってないものを着ている。似合う物を探してからもう一回チャレンジしなさい」とアドバイスされたことがあった。そこから「シャネルから普通の店からバンバン入ってフィッティングした。そしてそこで働く人に、これが似合いますよと言われる物を着まくった」ことで、自分には何が似合うのかが分かったという。

 「第三者でプロの人が見て、こっちが似合うというのを見ていくと、自分が好きと思い込んでいたものと違うことが分かってくる。これはすごく大事なこと」。さらに「似合う服でオーディションに行くと魅力は倍増するので、勝ち取りやすい」と的確なアドバイスをくれた。

 「流行が変わっていく中で、それを着こなすのもモデルの仕事。似合わないと言っていたら取り残される。流行を取り入れていく練習をずっとしていかないと。誰でもモデルになれる時代。チャンスは多いけれどもライバルも多い。努力が大事」と期待を込めた。

 【プロフィル】韓国出身・日本育ちのモデル/タレント。1993年にパリコレに初参加以後、モデル業以外でも、テレビ・ラジオ出演、ジュエリー/ファッションデザイナー、化粧品プロデュース、エッセー執筆や講演、シンガーとしての活動など、さまざまな方面で活躍。世界標準マナーのEPMプロトコールアドバイザー、漢方養生指導士、化粧品検定1級、NARDアロマアドバイザーなど女性を美しくする資格を多数持つ。2013年アメリカ人の実業家と結婚。テレビ番組に夫婦でたびたび出演し、幸せキャラで親しまれている。2009年より韓国名誉広報大使、2013年より初代大阪観光大使としても活躍。ますます活躍の場を広げている。