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| 健康経営について情報交換するメンバー |
企業で働く人たちの健康管理を経営的な視点でとらえ、戦略的に実践する「健康経営」の手法を普及、啓発している。健康管理が企業経営にとって重要性を増す中、従業員の健康と会社の利益が両立できる関係の構築を目指している。
健康経営という考え方は、理事長で大阪ガス統括産業医の岡田邦夫さん(57)らが提唱。経営者や健康保険組合の関係者らを対象に約五年前から研究会を開いており、二〇〇五年に法人化した。
健康経営は、三つの大きな柱で構成される。第一の視点は、個人が行う健康づくりが、投資に見合った効果を出しているか。例えばサプリメントを接取し過ぎて体調を崩せば、利益にならない負の事業を起こしたことになる。
次に企業が行う健康診断などの健康づくり事業が、利益を生んでいるかどうか。事業を実施することで企業の生産性や創造性が上がり、休業率や労災などが減っているかが問われる。
最後は、経営者が従業員の健康づくりにどれだけ投資するかという経営判断。従業員が心身共に健康で、前向きに仕事に取り組める環境をつくることで、生産性や従業員の士気が向上するという。
こうした考え方を普及するため、企業や健保組合の関係者らを対象とした研修会を開催。健康づくりのコストを下げ、最大の効果を生み出すにはどうすればいいかを説いている。
特に力を入れているのが、企業の健康管理を担当している現場の若い担当者に対する啓発。「将来、経営層になったとき、健康経営の考え方を普及することができる」(岡田理事長)ためだ。
岡田理事長は「企業のリストラで従業員が減り、一人一人の労働時間やストレスは増加している。従業員の健康という資本を経営者がどう考えるか。経営者の役割は大きい」と指摘。従業員が健康に働ける環境づくりに向け、経営者のトップダウンを期待している。

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