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| 「正しいアロマセラピーを多くの人に知ってほしい」と呼び掛ける藤本副理事長 |
植物の香りを用いて体の調子を整えるアロマセラピー。それを高齢者や障害者、子どもらを対象にした福祉分野で活用するとともに、その担い手になる「ソーシャル(社会的)アロマセラピスト」の養成に尽力している。
大学で福祉を学び、化粧品会社で勤務していた今村祥理事長が、アロマセラピーの力にみせられ、「福祉に役立つ」と確信。
植物の香りを配合したオイルを手足にやさしく塗り込むと、香りの成分が脳を刺激するとともに皮膚からも取り込まれ、リラックス効果や体質改善につながるという。アロマの効果とともに触れ合いによるコミュニケーションも生まれ、高齢者の介護予防などに生かせると考えた。
大阪府高槻市の障害者施設では自立支援に力を発揮。就業訓練として、施設に通う知的障害者にアロマセラピーの施術指導を行った。施設側がアロマサロンを設置して軌道に乗せ、障害者の力を引き出す一つのきっかけを提供した。
子どもの健全育成にも貢献できるよう、学校の教諭らと協力。子どもが好む香りのオイルを開発する。「親子で気軽に使ってもらえば対話のきっかけにもなる」
こうした形でアロマセラピーを広げる中、担い手養成は活動の柱。ソーシャルアロマセラピストとしての養成講座にはこれまで延べ400人弱が参加。インストラクターは全国各地に約30人いるという。
社会福祉士の藤本真由副理事長は「正しいアロマセラピーを多くの人に知ってほしい」と呼び掛ける。天然成分でなければ健康への効果が発揮されないためだ。
一方で、アロマを使った地域活性事業にも挑戦。市町村との協働で、地元植物の精油を抽出して商品化にも取り組んでいる。身近な材料が、使う人の親近感や話のきっかけにもつながるという。
藤本副理事長は「さまざまな社会問題に対し、アロマを解決の糸口にしてもらえれば」と思いを込めている。










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