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| 経験に裏打ちされた確かな技術力で市民活動の後押しをしている |
映像記録−。単刀直入な法人名が活動のすべて。「あらゆる文化的・社会的活動をデジタルビデオカメラで記録し、作品にする」の身上の下、映像業界で活躍するプロフェッショナルたちが、団体、個人関係なく格安で映像作品を提供している。
活動の始まりは1998(平成10)年。20年以上、映像業界でディレクターやプロデューサー業に携わってきた吉本憲正理事長(58)が、「本当に自分の好きなものを作りたい」と、前身の「映像記録1110番」を設立。カメラを片手に1日1万円という破格の値段で、世界各国の子供たちが平和をテーマにピカソの「ゲルニカ」と同じサイズの巨大な絵画を描く「キッズゲルニカ」をはじめ、興味が向くままにボランティア活動などの様子をカメラに収めていった。そして2004年6月、一般の映像プロダクションとは一線を画する活動を明確にするために、NPOの認証を取得。現在、スタッフは10人で、それぞれが映像業界に身を置きながら、ほぼボランティアとして取り組んでいる。
料金は、完全収録(テロップ・音楽付き、ナレーションなし。DVD2枚納品)が、2時間撮影で3万円(スタッフ1人)。5〜20分までの活動紹介など各種プロモーションビデオの制作が撮影1日につき10万円からとなっている。
これまで、関西芸術座がろうあ者の高校球児たちが甲子園出場を目指す「遥(はる)かなる甲子園」の舞台製作の過程を追った、ドキュメンタリー「ひとは変わる。ひとが、変える」や、NPO法人の堺・自立をすすめる障害者連絡会とともに「よくわかる車イス介護」を制作するなどしてきた。
デジタルビデオとパソコンの普及により、個人での映像製作ができるようになったが、あくまでそれはアマチュアの範疇(はんちゅう)。しかし、プロダクションに依頼すると高額になる。また、技術的・金銭的な問題を抜きにしても、自分たちの活動を映像記録として残すことは、重要な資料となり、その後の活動を発展させるツールにもなる。
スタッフの松林展也さん(50)は「映像で市民活動の中間支援をしていきたい」と話す。

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