大阪発 癒やしの温泉巡り

東京都・八丈島 「日帰り温泉巡り」(下)

2017年9月30日

南国情緒楽しめる

眼下に大海原を望みながら楽しめる「足湯きらめき」
大海原や八丈島灯台などを見渡せる絶景露天風呂「みはらしの湯」

 日帰り温泉の宝庫八丈島の中之郷地区にある四つ目の温泉は、藍ケ江港の高台にある「足湯きらめき」。眼下に太平洋の大海原を望みながら気持ちよく足湯を楽しめる絶景の温泉だ。1月頃には水平線に沈む夕日も楽しめるようだ。「きらめき」の名は、藍ケ浜のきらきらした海のイメージから名付けられたという。源泉名は中之郷温泉、泉質はナトリウム−塩化物泉、浴槽は掛け流しである。

 私たち八丈島ボランティアグループは、5月26日午後、海が間近に迫るこの足湯を訪れた。周囲は人家もまばらで、自分自身が海と対峙(たいじ)できる静かな場所にある。私たちは、雨上がりで青空も見え始めた海辺の温泉で気持ちよく足湯を楽しんだ。

 そして八丈島の六つ目の温泉は、島の東南端の末吉地区にあり、観光客に大人気の「末吉温泉・みはらしの湯」。大海原や小岩戸ケ鼻・八丈島灯台などを見渡せる絶景露天風呂や展望風呂を楽しめる。夜は、満天の星空を見ながら入浴でき、浴槽からご来光も望められることから、毎年元旦には初日の出を見る人でにぎわう。源泉名は末吉かん沢温泉、泉質はナトリウム−塩化物強塩泉、泉温49.8度(浴用は適温に調整)、湧出量は動力揚湯の毎分500リットルで、浴槽は掛け流し。

 私たちは、5月26日の夕刻にこの温泉を訪れ、八丈島の海の絶景を満喫した。末吉地区の汐間海岸にあって、私が30年以上も前に宿泊した「南国温泉ホテル」は、今は廃業となって古い建物の跡だけが残っていた。同じく末吉地区にあって、洞輪沢漁港に隣接する「洞輪沢温泉」は、残念ながら時間の関係で入れなかったので、次の機会に譲ろう。

 現在7カ所の日帰り温泉のある八丈島は、関西からは遠いが、南国情緒と海辺に近い温泉入浴を楽しむために訪れる価値は十分にある島である。

 (大川哲次・温泉学会副会長、弁護士)

■足湯きらめき
【所在地】東京都八丈島八丈町中之郷15 23の14
【電 話】04996(2)5570(八丈町福祉 健康課)
【営業時間】午前11時〜午後9時
【入浴料金】無料
【定休日】なし
【アクセス】バス停「中之郷温泉」下車

■末吉温泉・みはらしの湯
【所在地】東京都八丈島八丈町末吉581 の1
【電 話】04996(8)1933
【営業時間】午前10時半〜午後9時半
(入場は午後9時まで)
【入浴料金】大人500円、小人200円
【定休日】毎週火曜日
【アクセス】バス停「末吉温泉前」下車