大阪発 癒やしの温泉巡り

和歌山県・加太淡嶋温泉 「休暇村紀州加太」(上)

2017年10月28日

沈む夕日 感動的美しさ

美しい夕日に染まった紀淡海峡を望む絶景露天風呂「天空の湯」

 瀬戸内海東端にある紀淡海峡の絶景を望む高台に位置し、「自然にときめくリゾート」と称される「休暇村紀州加太(かだ)」。全国37カ所にある「休暇村」の中でも、「休暇村富士」と並んで絶景の感動を体験できる最も人気の高い休暇村だ。

 私は、本紙に連載中の温泉記事の取材も兼ねて、最近よく温泉付き休暇村を訪れている。40年以上にわたって大阪市内で弁護士の仕事をし、また住居は奈良市、故郷は三重県尾鷲市である私にとって、いずれからも割に短時間で訪れることのできる休暇村だ。

 創業は1963(昭和38)年。「加太国民休暇村」としてスタートし、全国の休暇村の中でも最も歴史の古い部類に属する。コンセプトは「お客さまと距離感の近いサービスを提供し、リーズナブルな価格でリゾート感覚を存分に味わっていただくこと」。義本英也総支配人は、この休暇村に近い大阪府熊取町の出身で、休暇村協会への入社が36年目のベテラン。この宿の経営理念である「すべてのお客さまに心ときめくひとときを提供する」ため、精進の日々が続く。

 太平洋と瀬戸内海をつなぐ紀淡海峡の漁師町である加太は、四国や淡路島などからの交通の要所として栄えた。歴史も古く、友ケ島をはじめとする、まるで箱庭のような島々が浮かぶ海の絶景を味わえる魅力あふれるエリアだ。

 休暇村紀州加太の魅力は多数存在するが、今回は主に五つの魅力を紹介する。一番の魅力は、海や島々をすぐ目の前に望む高台に位置していることから、関西でも有数の絶景を得られること。特に「夕陽(ゆうひ)百選」にも選ばれた紀淡海峡に沈む夕日は感動的な美しさである。第二の魅力以下は次週に紹介する。

 (大川哲次・温泉学会副会長、弁護士)

●温泉のプロフィル●
【所在地】和歌山市深山483
【電 話】073(459)0321
【宿泊料金】加太小町コース(和室10畳、2人1室)1万1600円から、紀州三昧コース(プレミアム和洋室)2万5千円まで各種プランあり(税込み・入湯税別)
【日帰り入浴】営業時間は正午〜午後3時50分(最終受け付け午後3時)
【入浴料金】大人1200円、小人600円、昼食付入浴は3千円以上の会席昼食付で入浴料プラス千円
【交 通】
・南海難波駅→和歌山市駅(南海本線で約1時間)→加太駅(南海加太線で約25分)→宿(宿の送迎バス約10分)
・阪和自動車道泉南IC→国道26号→県道65号→宿(車で約40分)